亡者に華を生者に毒を【第5人格】【男主】

納棺師 ページ14

ゲームが終わろうとしていた頃


僕は1人になってしまった、さすがにこの状況でエミリーさんを助けに行くのは無理だ



探している途中僕は自分がだした棺桶の前に立っている人を見つけた


その人は僕が描いた人形に触れて何やら呟いていた



これが今回のハンターなのだろうか



「……あの、僕の棺桶そんなに気になるんですか…」


そう僕か言えばハンターの人はビクリッと

肩を震わせて


『ぅ…ぇ…え！？』

と驚いた声を出した

「貴方見ない顔ですね……」

『今日が…初めてなので…』

初めての試合なのに上手く立ち回りが出来る事に僕は驚いた

納「…僕の事吊るさないんですか…」


立ち話をしている間に僕の事を叩いて吊るす事なんて簡単に出来るはずだろう



『…あ、この棺桶が気になったものですから、スゴいですよね…こんなに寄せれるなんて』

納「そうでしょうか…僕はこれが普通なので…といより仕事関係で」


そう僕が話せば相手の顔が少し曇っているように見えた



納「あの、お顔が…」

「あ、ごめんなさいっ…!長く引き留めちゃって、どうぞお逃げくださいっ…!」


そうハンターさんは言うとその場から離れようとした、僕はなんだが不思議な感じに襲われた


彼ともっと話したいと思った


普段こんな事を思う事なんて無いのに…


僕はハンターさんの手を掴んだ


『あ、な、なんでしょう』

「その、貴方がよければですがお名前を聞いても宜しいでしょうか…?」

『あ、…Aと言います…』

まぁ、名前を聞いてすぐ答えるハンターなんて居ないと思うけれど、案外この人は素直に教えてくれた

「Aさん…ですか、僕はｶｰﾙと言います…」

『うん、ｶｰﾙさん……、』


「また、お会いすることがあれば、…では」



僕はそう言い別れればハッチ探しを再開して


見つけたのでそこから逃げた


Aさん、結構良い人かも知れない

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