フードの彼と自由人【監獄学園~ﾌﾟﾘｽﾞﾝｽｸｰﾙ~】

腕相撲 ページ24

５月３０日(月)退学まであと11日


看守室に入るとなると


めいこちゃんが看守室にいないとき、

しかも、こっちが自由に動ける時。



そのうえ、めいこちゃんが看守室に戻らないように時間稼ぎもしないといけない………



め「今日から刑務作業は無しだ！放課後は更正ルームでおとなしく自習でもしていろ！！」



バリケードの外にも出られないか…



キ「この数日六人で考えてるけど看守室に入るきっかけすらつかめていない…」


ガ「こうなったら副会長から扉の鍵を奪うしかないでゴザルな」


ア「力ずくで奪おうっていうの？」


ジ「それは無理だろ 副会長に勝てるヤツなんてこの中にいるかよ」


シ「六人で飛びかかってもうまくいくって保証はないもんな…リスクが高すぎるぜ」


貴「……なら、めいこちゃんの強さを逆に利用できないかな…？」


ガ「さすが、A殿でゴザルな…」



………………………


ガ「うぉーっ！五連勝でゴザル！！」


キ「アンドレ強すぎだろ！」


ガ「アンドレ殿が優勝でゴザル！！」


キ「アンドレが学園最強だな！」


シ「学園最強は言い過ぎじゃないか？」


ジ「？いや、アンドレ以上に強いやつなんていないだろ？」


シ「いるだろぉ〜」


貴「え？誰？誰？」


シ「副会長だよ！」


ガ「なるほど、確かに副会長殿は強そうでゴザルな」


貴「でも…女子がアンドレに勝てるのかな？」


め「聞き捨てならんな、この私がそこのブタ野郎に負けるだと？」


キ「か…勝てるんですか？アンドレに…？」


め「この私に…“勝てるか“だと？」


((ﾄﾞﾝｯ


め「来いアンドレ」


ガ「ア…アンドレ殿の前に…小生がお相手いたしましょう」


め「笑わせるなクソメガネ、キサマが私の相手になるとでも？」


ガ「思っているでゴザル！副会長殿の強さは重々承知でゴザルが…この小生とて日々の刑務作業で鍛えられているでゴザル…アンドレ殿に挑戦する前に…この小生を倒してみてくだされ！」


め「ほう…少しは肉体ができているようだな…いいだろうウォーミングアップ代わりだ来いっ！！クソメガネ！！」


…………


続く。

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