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健太は白い雪が降り積もる中、誰かを待っている。
その眼差しは真っすぐに、ある方向を見つめていて…、
前から歩いてくる人を見つめながらふっと顔を綻ばせた。
細いシルエット…そしてその両手の中には
大切そうに1つのカイロを持っていて…
横澤『えー！！！！うそー！！！！そっち！？！』
Ami『えぇえーー？！！』
健太「こんばんは」
健太は笑いながらその人物をゆっくりと見つめたが、
健太「えっ！？なに、泣いてない？！」
「泣いてない…っ」と涙をポロポロとこぼしながら答えたのは、Aだった。
Ami『逆転！！！逆転した！！』
松田『これはすごい！！！』
飯豊『でも…Aちゃんすっごい泣いてません…？』
健太「どした？なに？」
A「ちがうの…ちがう…」
健太「大丈夫？」
健太は心配そうにAの顔をのぞきこんだ。
A「や、もう…なんか…」
健太「まじでどした〜…？」
A「…色々なんか…っ、なんかもう…」
Ami『Aちゃん…』
横澤『泣かないで…』
健太は泣いたまま言葉を紡ぐことが出来ないAを、戸惑ったように見つめている。
A「…ごめんね…」
健太「なんで泣いてるか…は…聞かないほうがいい？」
A「うん…」
健太「…」
しかし…
横澤『えー！！！いやぁぁぁ！！』
Ami『ウソー！！ウソウソ！！！』
黙っていた健太が
おもむろにAの身体に両手を伸ばして、ゆっくりと引き寄せた。
左手で背中を撫で、右手で頭をゆっくりと撫でて、「泣かないで」と呟く。
Aの涙は堰を切ったように再び溢れ、しばらく2人はそのままの体制でいた。
健太「…落ち着いた？」
A「…ごめんなさい」
健太「なんでそんなに泣いてるの」
A「…色々…」
健太は、俯いたまま顔をあげないAからそっと身体を離した。
健太「…俺話しても大丈夫？」
A「うん…」
健太「まあ…Aを呼んだのは、Aに1番オオカミじゃないっていうのを分かってもらいたいからかな」
A「…うん。」
健太「…最初は別に、Aのことを気になってるとかなくて」
A「…」
健太「気になるとかわいいはイコールじゃないって言ったじゃん。Aに対してはほんと、かわいいなって思うだけで、特別な感情はなかった」
A「……」
健太「でも…」
Aは俯いたままぎゅっとカイロを握りしめた。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月22日 16時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - こんばんは！いきなりですが、今まだ見てる途中なんですが、この作品めちゃくちゃ最高です！めちゃ好きな作品です！ただそれだけなんですが(~_~;) (2020年2月24日 2時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - しょへちゃん〜、しょへちゃんとくっついてくれ〜（＾∇＾） (2020年2月22日 10時) (レス) id: 07b2836cd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかめん。(プロフ) - 夢主、壱馬くんと成立してほしすぎる願望です〜(＞＜) (2020年2月20日 22時) (レス) id: 5aeb336f57 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつ(プロフ) - 夢主の顔見れない相手気になりすぎます！！！！(><) (2020年2月20日 21時) (レス) id: a4462f2fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭の花
| 作成日時：2020年2月14日 20時
