悪魔と私の恋愛論 (JIMIN) (ページ12)

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JM「･･･で、付き合うでいい？」

「え･･･」

JM「まさか、キスまでさせといて付き合わないとか言うわけ？」

「な･･･！させといてって！
先輩からしてきたくせに！」

JM「もっと･･･ってねだったのはどちらさんでしたっけ？」

「やー！
そんな事言ってなーい！」

帰り道。
手まで繋いでて何言ってんだって思われるかもしれないけど、付き合うってなるとやっぱり躊躇してしまう。

JM「なに、体だけの関係になれってこと？」

「んな事言ってません」

JM「はぁ～･･･意味わかんない」

「･･･もういいです」

溜息をつく先輩に虚しくなって先に帰ろうとするけど、絡んでる手が許してくれない。

「･･･離してください」

JM「やだね。
また逃げるんだ？」

なんで先輩からこんな事言われなきゃなんないんだ。

「先輩には関係ないです」

JM「ジ・ミ・ン！！
何回言えば分かるかなぁ」

そこ？！
絶対今関係ないよね？！

JM「あのさ、付き合う付き合わないは俺とAとの事でしょ？関係ないわけないよね？
なんで、単純な癖にうんって頷かないかなぁ」

それはきっと私が過去を引きずってるから･･･。

「･･･考えてしまうんです」

JM「余計な事考えんなよ、面倒臭いな」

口調は荒いけど私を見るジミン先輩の顔は凄く凄く優しくて。
こっちが恥ずかしくなるくらい。

「･･･やめてください、そんな目で見るの」

JM「そんな目って？」

「恋人に向けるような･･･その･･･」

JM「じゃあ、間違ってなくない？」

間違ってます！！

第一私･･･あ、

ジミン先輩から『好き』って1回も言われてない･･･。

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