悪魔と私の恋愛論 (JIMIN) (ページ1)

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もう恋なんてしない

そんなセリフが入った歌があったような気がするけど、私は今まさにその状態。

辛い思いをするくらいなら、
悲しい別れがあるのならば･･･

もうこれ以上傷つくのはゴメンだ。

JN「A、お見合いしない？」

｢お見合い？！｣

JN「あ、嫌なら断って。
俺はどちらかと言えば反対だから。」

なんじゃそりゃ。
勧めといて反対って･･･。

JN「いや、取引先の人がお見合いのお世話するのが好きらしくてそーゆー話になっちゃってさ･･･
で、俺の従姉妹も独り身でってなって･･･」

「可愛い従姉妹を売ったんだ」

JN「やー！そういう訳じゃないよ！！」

一生懸命弁解しようとするオッパを冷ややかな目で見る。

可愛い従姉妹を取引に使うなっつーの。

誰か知らない人となんて私の中じゃホントは有り得ないけど･･･

「･･･いいよ」

JN「えっ？」

「いいよ、お見合い行くよ」

JN「えぇーーーー！！！」

うるさっ。

オッパの高めなトーンが店の個室に響き渡る。

個室で良かった･･･
店で叫ばれるほど迷惑な事ないよ。

｢･･･オッパが持ってきた話でしょ？｣

JN「いや、そうなんだけど･･･」

「いいよ、会ってみるよ」

もう辛い恋愛をするくらいならいっその事お見合いで結婚してしまう幸せもアリかもしれない。

JN「Aがお見合い･･･
えー、そんなの大丈夫かなぁ･･･
俺の可愛い可愛いAが知らない男とお見合い･･･」

話を持ってきた当の本人はブツブツ言ってるけど、そんなの気にしない。

辛い事があって、逃げてばっかりじゃダメだもんね。

これも神様がくれたチャンスかも！

でも･･･
時に神様はイジワルみたいです･･･。

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