【JK】推しと繋がったらヤバかった 2

Twenty-Six ページ27

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「ジョングク、起きて」





んんって言いながら首を横に振ってるけど、私はそれでも負けないです、今の私は





「ほら、起きないと。もう出勤時間過ぎてるよ」






そういうと、まだ私の言葉を理解していないのか、ぽやぽやしながら目を擦る彼




「はい、おはよう」






『……ふぁ、おはよ』







大きく伸びをして、携帯を見るジョングク





よし、これで時間を見た彼が焦って行く準備を始めるだろうと思っていたけど、彼はその場から動こうとしない。




え？準備始めないの？

ていうか、焦りはどこ？






「行く準備しないの？」




今にも寝そうな彼に尋ねてみると、半分閉じかけている目が二、三回瞬きをして、ちゅーしてくれないと動けないってまた謎発言









当然のことのように待ってる彼




仕方ないと思って彼の唇に触れるけど、私もしたかったのは内緒








すると、んふふって嬉しそうに笑って動き出した







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いつもより忙しなく準備してる彼に少しだけ気になってることを聞いてみた







『メンバーとかスタッフのみんなになんて言い訳するの？』







寝坊することはあるけど、こんなに出勤時間を過ぎることは珍しい。だから、絶対聞かれると思うんだよね







撮影の順番まで変えてもらって、理由を言わなきゃいけない場面は絶対あるはずで、彼から帰ってきた答えは私を驚かせた








『素直に、彼女とイチャイチャしてたら遅れましたって言うよ』







『彼女の胸が気持ちよくて、寝坊しちゃいましたって』









これもまた当然のことのようにそういうから、こっちが恥ずかしくなる







身支度を整えて、私が先月(五ヶ月記念)にあげたネックレスをつけて、玄関で靴を履く彼








私がいってらっしゃいっていうと、いってきますって言うのになかなか動こうとしない。何かを待っているようにジーッと私を見てくる







「え、行かないの？」






『いってらっしゃいのちゅーしてくれなきゃ動けない』







またまたまた、謎発言




この子は、ちゅーしないと動けないロボットなのか？





けれど、リュックを背負ってニコニコしながら待ってる彼が可愛くて、少し背伸びをして彼にキスをする







『今日も頑張れる！！いってきます！！！』







満面の笑みになってブンブン手を振って出て行った

終わり ログインすれば
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