Twenty ページ21
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いつもより低く感じる声は、少しだけ掠れててそれだけで私の心臓はすごくうるさく鼓動してる
「…ジョングク」
ごめんって謝ろうとした時、隣に座っていたジミンちゃんの携帯が床に落ちて、結構大きな音が響いた
ごめん!!って隣で謝ってる動作をしてるジミンちゃんに、首を横に振ってると、携帯からはさっきよりも低い声が聞こえて
『どこにいるの』
『誰と一緒なの』
心臓の音が彼にも聞こえてしまうんじゃないかっていうくらい煩い
ああ、私はまた彼を傷つけちゃう
私といると、彼は不幸になっちゃう
そう思って黙り込んだ時、横から手が伸びて私の携帯はいつのまにかジミンちゃんが持っていた
《ジョングガ》
『…え?ジミニヒョン……?』
《今、僕の隣に可愛い子がいるんだけど、ジョングガ早く来ないと、僕の理性が切れて襲っちゃうかも》
『…まって、どういうことですかヒョン』
《だって、他の男のこと想って泣いてる子がいたら、自分の理性保つので必死だよ?もうすぐ切れそう。だから早くきて、僕のためにも》
なんの話をしてるのか分からないけど、こっちを見てニヤッと笑ったジミンちゃんから返された携帯はもう通話は切れてた
《もうすぐ来ると思う》
「え、ジョングクが?」
そうだよ、他に誰がいるのって目を細めて笑う。触れると消えちゃいそうなくらい儚く見える笑顔が消えて、少しだけ悲しい表情を見せた気がした
なんでそんな顔するの?
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あぽ(プロフ) - かわうそさん» ありがとうございますー!ぜひぜひ、楽しんでください!! (2021年5月29日 22時) (レス) id: a3b1bf1780 (このIDを非表示/違反報告)
かわうそ - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2021年5月29日 13時) (レス) id: 2b3a05bb5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぽ | 作成日時:2021年5月28日 10時