【JK】推しと繋がったらヤバかった 2

Two ページ2

.








"韓国に来たの？"






ジミンちゃんからすぐにカトクが来た。ジョングクが伝えていたのか、風の噂で聞いたのか分からないけど、私が韓国にいることを知っていた









"分からないことあったらなんでも聞いて"








ってこういう言葉をサラッと言えるジミンちゃんは本当にすごい。









「見て！こういう言葉をすぐに言えるじみんちゃんすごくない？」









トーク画面を見せながらそう言うと、持っていた携帯が震えた。






ほんとタイミングが悪い









ジミンちゃんからのメッセージ





"今度、ご飯でも行こ"









やばって思った時はもう遅かった。突き出してた左手の手首を掴まれる。熱が伝わってきて、自然と顔まで赤くなりそう









手を振り解こうとしてもびくともしない。離してくれる？って聞いても、ぶんぶんと顔を横に振る。本物の子犬みたい








「ヒョンと連絡取ってるの？」






「あ、うん」







「いつから？」





「私が韓国着いたときだったかな、？」







「何話してたの？」




「韓国いるのー？みたいな会話しかしてないよ」









「さっきのは？」









質問をしてくる彼は、怒っている。掴まれた手もどんどん強くなっていって、少しだけ痛い









少し痛いよって小声で言うと、ごめんって言ってパッと手を離した。解放された私の手首には、まだ掴まれてる感覚がある。熱い。まだ、彼の体温が感じられる









すると、大きく手を広げてぎゅっと抱きしめた彼。私の肩に顔を埋めて、キツく強く包容される









「Aが取られちゃうんじゃないかって不安になっちゃった」







「ヒョンは、魅力がいっぱいあるから、Aを奪っていくんじゃないかって」









背中にまわされた手は、私の洋服をぐしゃっと掴んでる。首に当たる髪は少しくすぐったくて、焦ったい









「僕のこと好きだよね？」







「僕が1番だよね？」







　



確かめるように聞いてきた彼は、コテンッと首を傾げてる。その姿は、可愛いじゃ表現できないほどの威力があった。









大きく頷くと、そのまま押し倒されて、私たちに距離なんて無かった

Three→←One

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す