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『…僕の悩みは、君にリーマスって呼んで欲しい。』
私は彼のストレートな表現に驚いた。
言い慣れているのかは分からないけど、頬が赤く染る事無く、そんな言葉をスラッと言うもんだから
私は赤い色のルージュが塗られた唇を中指と人差し指で撫で、彼の目を見つめることが出来なかった。
彼は、独特な緑色の瞳で私に返事は？と問いかけてくるようであった。
『あ、えーっと、困った？』
言葉とは裏腹であったが、
彼の顔にある三本線の大きな傷が歪むほど、困った笑顔でこちらを見つめる。
あぁ、私も驚くばかりではなく早く返事をしなくては、
心の中では、ルーピンと呼ぶことを拒んではいない。
むしろ、私こそファーストネームであるAと呼んで欲しいものだ。
慣れていないことが一目で分かるぐらい
顔色を赤くした私は
『えぇ、もちろんよ。リーマス。』
そう言って大きく拍動する心臓を隠すように
シャンメリーに口をつけた。
「よかった、」
彼は大きな手で自身の口を覆い、安心したように笑っていた。
そして、彼の口から出たのは
「A、君にぴったりの名前だ。」
『そんなのはじめてよ。言われるのは』
「ほんとだよ。皆、遠慮して言わないんだ。」
彼の程よく甘い冗談と、はじめてファーストネームを彼から呼ばれた喜びで自分が特別な存在だと思い始めている。
「なら、リーマスも呼んで欲しい。
親しい人達ではなくて、リーマスにも。私の名を」
『…いいの？』
「もちろんよ。」
家族や、友人などの親しい人達だけではなく、
貴方にこそ、呼んで欲しい名なのだ。
そんな彼に、優しいその声で愛よりも私の名を呼んで欲しい。
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しゃぼん(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!!これからも不定期な更新ですが頑張らせていただきます…!! (7月10日 20時) (
レス) @page41 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ちょーーー素敵な物語で一気見してしまいました🥺次回更新も陰ながら楽しみにしてます！ (6月20日 10時) (レス) @page1 id: aecf5d2965 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 了解です🫡またこの作品とはガラリと変わった雰囲気で届けれたらと思ってます!!更新頻度は遅くなりますが引き続きよろしくお願いします (2023年4月16日 21時) (レス) @page33 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 新シリーズですがやはりハリポタが私個人としては嬉しいです！😍 そして夢主ちゃんがリーマスへの愛を自覚してくれてこれから先が楽しみです！🤭 (2023年4月1日 19時) (レス) @page33 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 分かります、書いてて思ってます😌 (2023年3月20日 23時) (レス) id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃぼん | 作成日時：2023年2月23日 23時
