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スネイプにリーマスの事を聞かれた時、まずい。とは思ったが
彼女の身体は感情よりも反応が早かった。
Aは目をまん丸と開き
『いや、その、好きとかそんなのでは、』
と曖昧な事を言うが、語尾が段々と小さくなっていく。
廊下ですれ違う何人かの生徒はスネイプがAにキツい一言を言ったに違いないと思い、彼女に哀れみの目を向けてすれ違っていく。
「…すまない。だが十分に君の気持ちは分かったよ。
返事はしなくていい。」
スネイプは申し訳なかった。
彼女がこのまで動揺してしまうとは思ってなかったからだ。
Aはいいのよ、！大丈夫。
なんて言うが、後半の大丈夫は自分に言い聞かせているように聞こえた。
だが、2人が角を曲がった時、
遠くの方でバッドタイミングで現れたのは、
そうである。ウワサのリーマス･ルーピンであった。
リーマスはAが顔を赤く染めてスネイプと歩いているのを
確実に見つめていた。
『あっ！！』
「…っ！」
スネイプも角を曲がれば長身のリーマスが歩いてきているのが見えている事に気付いていた。
2人の会話にさっきまで登場していた張本人である。
どこから会話が聴こえていたかは分からないし、
お互い気まずくなった。
「んん、…ハリス、僕はここで失礼するよ。
階段を降りれば君も談話室へ行けるだろ？」
スネイプは態とらしく喉を鳴らしてジェームズ達と言い争いをしている時の冷たい声でそう言った。
Aも態と冷たくしてくれたのだと感じ取り、
『…えぇ！どうもありがとう！
おかげで迷子にならずに済んだわ！』
と振り向きもしないスネイプの背中に手を振る。
その様子をスネイプが向かう先の方でリーマスは見ている。
Aは階段を降りるフリをしながら、2人の様子をそっと垣間見たが、リーマスが短く何かを訴えただけで、
スネイプは返事も返さず、チラッと横目で睨み去っていく。
そう、そんなスネイプのおかげでAのリーマスへの気持ちは隠されたのだった。
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しゃぼん(プロフ) - さやさん» ありがとうございます!!これからも不定期な更新ですが頑張らせていただきます…!! (7月10日 20時) (
レス) @page41 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ちょーーー素敵な物語で一気見してしまいました🥺次回更新も陰ながら楽しみにしてます！ (6月20日 10時) (レス) @page1 id: aecf5d2965 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 了解です🫡またこの作品とはガラリと変わった雰囲気で届けれたらと思ってます!!更新頻度は遅くなりますが引き続きよろしくお願いします (2023年4月16日 21時) (レス) @page33 id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 新シリーズですがやはりハリポタが私個人としては嬉しいです！😍 そして夢主ちゃんがリーマスへの愛を自覚してくれてこれから先が楽しみです！🤭 (2023年4月1日 19時) (レス) @page33 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
しゃぼん(プロフ) - Aliceさん» 分かります、書いてて思ってます😌 (2023年3月20日 23時) (レス) id: 32e675c1ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃぼん | 作成日時：2023年2月23日 23時
