どたばた生徒会,さーど！【stpr】 (ページ33)

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裏切り者ページ33

Aside

ｶﾞﾗｯ

私は和磨さんと話した(？)後、教室に戻った

り)ｯA…！！

莉犬くんが心配そうに私を見た

『え…何…？』

｢何じゃないだろ！！｣
｢和磨さんに謝れよ！！！｣

『…は？』

凜)ｸﾞｽｯ、ﾋｯｸ、ｽﾝｯ…雨宮、さん…(ﾋﾞｸｯ

和磨さんが私を見てビクついた

何、どういう事…？

｢見ろよあの左手首！！お前がしたんだろ！？｣

クラスメイトが指さしたのは、和磨さんの左手首

そこには、無数のカッターの跡

細い腕から、ボタボタと血が垂れていた

痛々しくて見てられないほどに

『何これ！？和磨さん大丈夫！？』

凜)ｯや…こな、い、でっ…(ｸﾞｽｯ

私が駆け寄ると、クラスメイトが
和磨さんから引き離すように私を押した

ﾄﾞﾝｯ

『ｯた…』

｢和磨さんから離れろ！｣

｢和磨さんがお前にやられたって言ってたぞ！｣

…は……？

私、やってない…

凜)覚悟してなさい？

和磨さんのさっきの言葉が頭をよぎる

ｻｧｯ…

全身の血の気がひいた

凜)ｯｸﾞｽ、ﾋｯｸ、莉犬くんｯ…(ﾁﾗｯ

和磨さんは莉犬くんの方を見る

莉犬くんは、瞳がいつもと違くて。

り)…凜ちゃん、なんでそんな嘘つくの…？

『莉犬、く…』

凜)でも、私、ほんとなのっ、雨宮さんg

り)そんな嘘つかなくていいよ…？
俺、知ってるもん。
Aがそんな事するはずないって

凜)うぅ、ひどいよぉっ…(ｸﾞｽｯ

和磨さんはまた泣く

｢赤崎、お前もグルなのかよ！？｣

クラスメイトの1人が莉犬くんに怒鳴る

り)…(ｷﾞﾛｯ

莉犬くんは無言でクラスメイトを睨むと
私の前に立った

り)皆が何と言おうと、これは事実だし
俺はAの味方だから。

｢ｯ…裏切り者！！！｣

り)はっ、裏切り者？上等だよw

いつもビビっている、弱虫の莉犬くんじゃない

瞳が…本気で怒っているようだった

ﾊﾟｼｯ

私の手を掴んで、莉犬くんは走り出した

『ｯえ…！？』

り)行くよ！すとぷり、緊急招集！！(ﾆﾋﾋｯ

私の手をとり笑う莉犬くんは

いつもの弱い彼じゃなくて

ひとりの｢男の子｣だった