どたばた生徒会,さーど！【stpr】

何この人 ページ32

Aside


私は和磨さんに手を引かれるまま
人気が全くない旧校舎に連れてこられた


『えっと…何用ですか？』


ﾁｯ


和磨さんは舌打ちをした



さっきまで｢きゃはっ♪｣みたいな感じだったのに


凜)莉犬くんからぁ、離れて欲しいなぁ♪



はい出たー！！！



予想的中だーーーーー


無理難件でーーーーーーーす！！！


『いや、私生徒会入ってるし…』



ﾋﾟｸｯ


凜)ふぅ〜ん、でもそれぇ、凛がすればいいよね



…は？



何言ってるのこの子



この子は萌先輩とは次元が違う



生徒会丸ごと私から奪う気だ



『それｯ…は、無理です…』


凜)はぁ？


だって、生徒会は…


『私の唯一の居場所なんですｯ…！』


和磨さんは少し黙って、また話しだした


凜)…じゃあいいわ。諦めてあげる♪


『へぁ？』


余りにもあっさりだから、素っ頓狂な声が出た



和磨さんは、可愛らしい笑顔を見せて言った



凜)覚悟してなさい？



…こっわ…。



それだけ言い残して

和磨さんはルンルンで帰っていった



『…嫌な予感がする』



絆創膏を剥がされるような…



せっかく、先輩達が貼ってくれたのに…




嫌だなぁ…大丈夫かなぁ…？

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