どたばた生徒会,さーど！【stpr】

説教 ページ25

Aside


な)これ何？


ずたずたの教科書を指して言う



『えっと…それは…あはは…』


ジ)笑い事じゃないで？


ｿﾞｸｯ


いつもより声が低くて、怒ってる



なんで怒るの



あなた達には関係ない…



なんて言っても通用しないか。



『知りません、最近何冊もされました』


な)犯人はわかってるの？


私は首を横に振る


な)そっか…


なーくん先輩がしゅん、とする


アホ毛も下を向いて可愛い


ジ)Aはどーすんの？


『なるちゃんに相談しようと思ってます』


な)…また、なるちゃん、か。(ﾎﾞｿｯ



なーくん先輩が何か言ったけど聞こえなかった



ジ)もっと俺らのこと、頼ってもええんよ？


ジェル先輩が切なそうな瞳で見つめてくる


子犬か？可愛いか？



『わかってはいるんですけど…慣れてなくて』


いや、事実


私は人に頼ることに慣れていない


なるちゃんは例外


なるちゃんは付き合いも長いし、女の子みたいだし



なるちゃんは…



約束してくれたから


なる)何かあったら第1に俺に頼ること


『…ごめんなさい、帰ります』


どうしていいかわかんなくなった


ジ)あ、ちょ…！


ｶﾞﾗｯ


私は図書室の扉を開けた



ﾄﾞﾝｯ


『ひゃっ』


誰かにぶつかった…



げ



顔を上げるとそこには



さ)やっと見つけた…話、聞いてたぞ

り)また隠し事？みずくさいなぁ

こ)ったく、どんだけ僕に心配かけさせれば…



『みなさん…』


る)……ｸﾞｽｯ


『るぅと、会長…？』


ｶﾞﾊﾞｯ


るぅと会長が抱きついてくる



る)また、何かあったんだろ…ｸﾞｽｯ


『泣かないでください…会長は何も悪くないです』


オールスターズ、揃ってしまったけど



なんかもう、どうでもよくなっちゃったな



とりあえず、話するか…

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