どたばた生徒会,さーど！【stpr】

暗闇 ページ20

Aside



『っ…ぐすっ、じぇるせんぱ…』


大変です



お化け屋敷の中でジェル先輩とはぐれてしまいました


遡ること5分前


ジ)大丈夫？引き返す？


『い、いえ、大丈夫です…』


本気で怖がっている私を見てジェル先輩が心配してくれる


「ｳﾞｳﾞｧ…!!!」


幽霊が私に襲いかかってくる


『ひゃあっ…！！』


私は咄嗟に目を瞑った


ジ)A…！！！


ジェル先輩が私の名前を呼んだ


そして



ぷつん、と音がして



目を開けた時にはジェル先輩は居なくなっていました



『ジェル、せんぱい…？』




そして現在



怖くて足を動かせず



ただその場にしゃがみ込む私



幽霊でも何でもいいからここから出して


たすけて



『ッ、せんぱいっ…』


？)はい、先輩です



ｶﾞﾊﾞｯ


私は声がした方向を振り向いた



『〜〜っ…』


ｷﾞｭｳｯ…


私の救世主…


る)ほんと、怖がりなんだから。


『うっ、ぐすっ、会長っ…！』


る)ふふ、ジェルくんと会ってね。


るぅと会長曰く

おばけに連れ去られたジェル先輩と合流した

それから

ジェル先輩が私とはぐれたことをるぅと会長に伝えたらしい。


それでるぅと会長が私を探してくれたらしい


る)暗いしAしゃがみ込んでたし…
見つけるの苦労したんだからねっ


『ありがとうございます…会長…！』


ｷﾞｭｳｯ


私は会長に抱きついた


る)ふふ、戻ろっか。


『はい！』


るぅと会長はいつだって私を助けてくれる


私のヒーロー。

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