13:中・遠距離 ページ15
嵐山さんと私達が対峙する。三輪が嵐山さんに噛み付いた。
あー、本当に面倒になってきた。別に、迅さんが正しいとは思わないし、だからと言って間違っているとも思わない。
三輪が、近界民を毛嫌いするようになったのは“ 私のせい ”だ。
出水「戦るならさっさと始めようぜ」
「…っ」
集中だ、集中。ふーと、息を吐いた。
シューターは中距離がメインだが、接近戦にも対応出来るポジションだ。だから、出水などは近距離も得意とする。
が、私は違う。以前、スナイパーを経験したことがある為、長距離の方が得意なのだ。だから基本的に威力はないが射程のある弾で太刀川さん達を援護するのが私の戦闘スタイルだ。
出水が戦闘態勢に入ると同時に佐鳥の位置を探る。私なら、きっと、あの辺りかな。と、その周辺に目をやったときマンションの最上階がキランと光る。そして、銃声。
「…そこか」
瞬間にアステロイドを数発佐鳥に向かって放った。米屋が佐鳥を取りに行ったが、それを木虎が阻止する。
「出水、どうしたら良い?私も行く?」
出水「いや、俺らは足止めだ。まぁ良いだろ」
「そ」
身を隠した嵐山さん達を三輪と出水の二人が削りいく。私はその援護をする。最中に、誰かがベイルアウトした。
出水「A、誰がベイルアウトしたんだ?」
「…多分、菊地原」
良いなぁ、早く終われて。私もわざとあたりに行こうかなぁ。いや、それはそれで面倒か。
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ゆう - 続き気になるー!本当に面白いです!できれば更新していただきたい。 (3月17日 19時) (レス) @page29 id: 619c9e8827 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - ここで終わるのはもったいない…続き、気長に待ってますから (8月11日 14時) (レス) @page29 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
Doll(プロフ) - 嫌だ! (2018年12月21日 14時) (レス) id: 637c8a3b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋イノラ猫 | 作成日時:2018年9月2日 0時