12:不毛なやりとり ページ14
迅さんだけなら絶対こっちが優勢だったのに、嵐山隊も加わってしまったわけで、もの凄く面倒になった。
現在進行形で、交戦中である。私はシューターとしての役目を最低限行う。度々、出水や三輪に睨まれる。出水は私が手を抜いていることがわかっているからで、三輪は単に私のことが気に入らないからだろう。
迅さんと嵐山隊が姿を隠した。きっと、作戦会議をしているんだろうけど。多分、迅さんと嵐山隊で別れるだろう。で、こっちもどう別れるか指示される。
太刀川「A、お前はどっちに行きたい」
「…どっちも嫌です」
太刀川「ほーう。じゃAも三輪と組め」
正直を言った。早く帰りたい。こんな本部と支部のドロドロのやりたいなんて仕事以外で関わりたくなどない。
だのに、ニヤッと笑って太刀川さんは私にそう指示した。あの、三輪と組めと。それは死んでも嫌なので、
「は?いや、なんでそうなるんですか!私もそっちにッ」
無駄とわかっていても太刀川さんに反論する。が、やはりそれは通じない。
太刀川「どっちでもいいってお前が言っただろ。それにお前には結末がわかってるんだ。こっちに来たら面白くないだろう」
「…本当に馬鹿」
じゃあなんで私に寝ろと命じたのか。あの時間無駄だっただろ。死ねよ、クソ隊長。当の本人は迅さんの方へ行ってしまうし、イライラが止まらない。今なら息の根を止めれそうだ。
出水「A、集中。お前は援護な」
「うるさい。…わかった」
あぁ、ホント面倒だ。
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ゆう - 続き気になるー!本当に面白いです!できれば更新していただきたい。 (3月17日 19時) (レス) @page29 id: 619c9e8827 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - ここで終わるのはもったいない…続き、気長に待ってますから (8月11日 14時) (レス) @page29 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
Doll(プロフ) - 嫌だ! (2018年12月21日 14時) (レス) id: 637c8a3b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋イノラ猫 | 作成日時:2018年9月2日 0時