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2年前
『ねぇこれどうゆうこと?』
「ごめんって」
『ごめんじゃなくて、どうゆうことか説明してほしいの!』
高校の時から付き合っている彼氏と同棲をしている家に帰ると、親友と私の彼が抱き合っていた
その光景は脳裏に焼き付いて離れないの
嫉妬
怒り
悲しみ
そんな感情を通り越して、吐き気がした
その日から私は他人を信じる事ができない
現在
“A、聞いてる?”
“ごめんお兄ちゃん、なんの話しだっけ”
電話の相手は私の兄である京本大我
正式には、血の繋がらない兄というのを最近知った。私の家庭環境は割と複雑なんだよね。
だけど、私が唯一心を許せるのは兄だけ
社会人3年目、今は京本家を離れて兄と2人で暮らしている。世間知らずな私たちの毎日はてんてこ舞いだ。
“俺、夕飯外で食べてくるから”
“わかった、私もテキトーに済ませちゃうね”
電話を切り、なにか作ろうと冷蔵庫を開けたけど
『もうお兄ちゃんに買い出し頼むのやめようかな…』
笑えるくらい、変なものしか入ってなかった
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作者名:咲莉 | 作成日時:2021年9月20日 0時