モブ子の逆襲

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一通り話し終えたあと





YG「ま、俺は正直どっちでもいいんすけどね」






仕事さえしてくれれば、と言うユンギに冷めてるなぁとか色々思うところはあるんだけど






「…ていうかそのAヌナって今日あそこに居た女の人…だよね？」






YG「そうですけど」






いや、あっけらかんと言うけどいつの間にヌナなんて呼び合う仲になってるの？






あのミンジュの事だってヌナって呼ぶのに1年はかかったのに






あの人そんなに目立つ感じじゃなかったし…






確か…シウヒョンと一緒の課の人だった気がするけど






YG「ま、Aヌナ地味だから知らなくて当然ですよ」






話終わったんで出てってくださいなんて、部屋を追い出された






ヤー！僕はヒョンだぞ！






でも…そうか、やっぱりミンジュは何もしてなかったんだ






ミンジュと僕は同い年で、デビューして1年後にうちの専属メイクになった






ちょうどその時期は曲を出してもなかなか思うようにいかなくて






何度か1位候補に上がったものの、1度も1位になることはなかった






音楽番組で有名な先輩達を見る度にいつになったらこんな風になれるんだろうと涙を流したことだって数え切れないほどあった






ダンスも得意じゃない僕が練習室の外で泣いてた時、いつも寄り添ってくれたのはミンジュで






ﾐﾝｼﾞｭ「きっといつか、ソクジンは輝くよ」






だから大丈夫！なんてキラキラした笑顔で言ってくれたミンジュを見た時から、僕はミンジュが好きだ



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