モブ子の逆襲

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『ふぅ、終わった』





ﾐﾝｼﾞｭ「ほんとにありがとう」





『ううん、大丈夫






………さっきのハユンちゃんの話、本当はどうなの？』






部屋に二人きりで、気になったことを聞いてみる






『もしあの話がホントでも、誰にも話したりしないし見放さないから、正直に話してくれない？』






ﾐﾝｼﾞｭ「………今日の仕事で、いつも通り私がメイクしてハユンちゃんはまだ新人だからアシスタントを頼んだの



でも、ハユンちゃんはメイク待ちしてるメンバーと話してるばっかりで手伝ってくれなくて



それを帰ってきてから注意したら、機嫌を損ねちゃったみたい…



私がもっと優しく言えばよかったんだけど」






なるほどね…まあミンジュの性格からしてそんなに強く注意出来るはずもないから優しく伝えたんだろうけど






ミンジュは優しすぎるんだよな






『そう…じゃあやっぱりメイク道具倒したのはあの子なんだね』






そう言うと困ったように笑った






ﾐﾝｼﾞｭ「大丈夫だよ、Aに迷惑はかけないようにするから」






今日はごめんね






そう言ってミンジュも部屋から出ていった






やっぱり、さっきの話が本当ならこれ以上彼女をここに置いておく訳にはいかない






今日だってさっきの時間、この騒ぎがなければ彼らはもっと早く帰れて体を休めることができたはずなのに







彼らはうちの稼ぎ頭






私の給料だって彼らが稼いだ分から出てるって言ったって過言じゃない






彼らが働けなくなって困るのは私だ






ま、確実な証拠もないしとりあえずすぐには現実的じゃないな





今日はもう帰ろ、遅いし





ビールでも飲もうかなーと扉を開けて外に出ると









YG「あ、お疲れっス」






………………何故いる？


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