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弟子と私とそれから? ページ14

「っ待ってくんしゃい!!」

「あっははー!」

「何笑っとん!」



拝啓パパへ

私、AAは人生初、小学生に追いかけられています。



「お願いじゃ!俺を弟子に…」

「いーやー!」


正直言うとすっごく楽しいです




​───────




遡ること数分前

Aが跡部たちと別れたあと次の世界へ飛んだ
向かった場所は潮の匂いがした

なんだか懐かしい気持ちになる

匂いにつられて行くとそこは海が広がっていて、風に乗っていたAはふわりと地面に足をつけると海水がかかった

その冷たささえAの意識を持っていくのに十分だった

….皆は元気にしてるだろうか



「……お姉さん今、何処から出てきたんじゃ?」

「っ!」


そう思い出にふけていたからかすぐ近くにいたランドセル少年に気づきもしなかった
Aの後ろにいる少年は目を大きく広げキラキラとしていた

…これ、見られたなさっきの



「んー?私はずっといたよ」

「嘘じゃ。俺が先にここに来とった」


ぐぅの音もでない

そうAが遠い目をしているとランドセルくんがガバッと頭を下げきた



「お姉さん!いや、魔法使いさん!俺を弟子にしてくんしゃい!!」

「……は?」


何を言い出したのか分からない

でし…デシ……あぁ、弟子か
でもなー、私にメリットもないし…
というか私魔法使いじゃないし



「やーなこった!」


そう言いAは逃げる



「あっ!逃げるんじゃなか!」


海をバックにしての鬼ごっこが始まった

こうして今に至る


きゃーまてまてーとかそんな彼氏彼女がやっている甘ったれたもんじゃない

ガチンコだ。Aは遊び半分だろうが少年違う。彼の場合は本気と書いてガチと読むほうだ


いやその説明…ダサいな
あれだ。初めてSNSを使う子がアイコンに書いてあるくらいダサい

そんなことを考えて逃げているとボフッと音がした

後ろを振り向くとどうやら少年が転けたらしい

足場が不安定な砂場で走るのは普通に走るより体力も倍取られる。そのせいで少年も転けたのだろう



「おーおー、大丈夫か?」


そう言い近づくとガシッと足を掴まれた



「ぜぇ、ぜぇ…捕まえた…」

「……マジか、ってちょ!?」


そのまま足を引っ張られAも隣で砂と仲良しになってしまった



「お姉さん!つかまえたから俺を弟子にしてくんしゃい!!」



…多分これは拒否権がないやつだ

Aはそう悟ったのか長い溜息の後、一つ質問をした

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設定タグ:テニスの王子様 , トリップ , 年齢操作   
作品ジャンル:ファンタジー
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雲雀 - まいさんへ俺は亀更新でも楽しみに待っています。なのでゆっくりでもいいので更新楽しみに待っています。 (2021年9月30日 19時) (レス) @page29 id: 69d630334c (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 雲雀さん» コメントありがとうございます!亀更新ですがよろしくお願いします。 (2021年9月27日 12時) (レス) id: ed3b470f19 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - 面白かったです。これからの更新頑張ってください!楽しみにして待っています。 (2021年9月25日 15時) (レス) @page32 id: 69d630334c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まい | 作成日時:2021年5月3日 14時

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