なのに、目黒くんが甘すぎる。 (ページ26)

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〉ID交換ページ26

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目黒くんを絶対好きになっちゃダメなのに

好きに……なってしまった…………

この気持ちを一体どうすればいいんだろう……

図書室＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

深「こないだめちゃくちゃごめん！」

『……深澤くん』

深「まさか仙人が目黒の彼女だって知らなくてさ〜((ﾎﾞｿｯ」

『ちっ、違う違う！彼女違う！！ただの友達！！！』

深「……友達！？」

“さわるな”

深「…ふーん……そう、なんだ？ま、いっか！じゃあ俺と友達なろ♪ID交換しよ！！」

『えぇ！？……あの、ごめん今スマホ持ってきてなくて〜〜……アハハ』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞｶｯ

深澤くんに対する返事に困っていると、

彼の後ろから勢いよくブックトラックがぶつかった。

深「いってぇ！！！誰だよ！？」

目「あぁ。いたんだ」

『っ、！？』

深「ちぇっ、……じゃあね仙人」

諦めてくれたようで

そのまま図書室から出ていった。

『あ……深澤くん、この間のことわざわざ謝りに来てくれて』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ぐっ

突然目黒くんに腕を掴まれて、

私の手のひらに何かをスラスラ書いていく。

目「これ俺のID。何かあったら連絡して」

……う、

うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！！

目黒くんの……………………！！！

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…って、私喜んでたらダメなんじゃ？？

これ以上目黒くんのそばにいたら

歯止めがきかなくなるんじゃ……？？

『……目黒くん。あのね、実は片想いごっこを一旦中断したいなーって思ってて』

目「 …… 」

『今月の期末テスト結果悪くて……しばらくの間ガチで勉強しないとやばくて……ごめん』

この嘘が目黒くんにバレないよう必死で、

無意識にスカートをぎゅっと握っていた。

目「…………本当にそれだけが理由？」

『や、やだなぁ！本当の本当！何もないよ〜！』

この場にいたら

嘘が見抜かれてしまいそうな気がして、

そのまま図書室を後にしてしまった。

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怖い、怖いよ。

前の恋みたいにダメになってしまうのが。

だから……

少し時間をください＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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