なのに、目黒くんが甘すぎる。 (ページ21)

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〉約束ページ21

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目黒くんが花咲さんの元へ行ってから

しばらく経った。

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どうしてこんなに苦しいの？

『っ、……ﾊｧﾊｧﾊｧ……！』

終わりたくないよ

『っ、待って！！！…ﾊｧﾊｧ……』

目「え……」

『ごめん私嘘ついてた！目黒くんと花咲さんが一緒にいるところ見たら辛くなって強がってた！2人を応援してるなんて嘘！目黒くんに彼女が出来たら悲しいです！！』

目「ふっ、……花咲さんに告白されたけど断った。今彼女を作る予定はないよ」

『……！』

目「Aさんがいるから」

『………………へ？』

目「そのかわり……俺以外の人に片想いしないで？」

『……っ、しない！目黒くんにしか片想いしない！！針千本飲んでもいい』

目「……ん」

スっと差し出された小指に自分の小指を絡ませる。

は、恥ずかしい…………！！！

『どっ、どうして指切りって小指でするんだろうね！？1番細くて頼りないのにね！？』

目「じゃあ……」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ぎゅっ

目「指、全部？？」

まるで恋人繋ぎかのように全部の指が絡まっている。

目「それと、今度シャツの畳み方教えて？」

『え！？』

目「この前の体育の時畳んでくれてたでしょ？すごいキレイだった」

…………気づいてくれてたんだ！！

『うんっ！！喜んで！！』

目黒くんのためなら

目「もう一回指切り」

私、なんだってできるよ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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