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「君の術式は強いからあっという間に越されそうだ」
『私やっと、明日1級の試験だよ、まだまだ追いつかない。』
「試験?そんなこと一言も言ってなかっただろう」
『言わなくてもいいと思ったの。』
無駄な心配をかけたくなかった。そんな心配かけるなら、みんなに笑っていてほしい。
私だと、みんなの足元にも及ばない。
本音はみんなと笑い合えるように。堂々と隣に立てるように。
「わかった。お互いもうこんなことにならないように約束しよう」
『や、約束?急だね』
「もう、君のそんな顔は見たくないからね。」
『うん。』
ごめん。今日一日、というかさっきちょっと冷たい態度とっただけなのにバレたんだろう。
灰原と夏油には感謝しかないな。
ちょっとだけしか冷たい態度とってないのに、そんな顔するなんてずるいよな。
、、でも、もし。私が死なないで、この世界にずっといれたら虎杖悠仁に会えるってことだよね。
『なんとしてでも生きなきゃな』
「高専に来た頃に戻った気がするね。」
『えっ、私そんなずっと元気なかった?』
「なかった。」
『うっそぉ〜〜〜』
「ははっ、うん、君はそれが一番似合ってる。」
『うん、うん。ありがとう』
「あ、そうだ約束っていうのは」
ほんとに、本当にこんな奴いていいんですか。
、、って言ってたら、きっと怒られちゃうんだろうな。
どんだけ、みんなを私は見ようとしなかったんだろう。
夏油が呪詛師落ちしてない時点で、既におかしいのにね。なんでそんな単純のことわかんなかったんだろ。
ほんっと、ばっかだな私
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