紅一点ですが優しくされる気配がありません 2

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JM Side





こんなに弱ったヌナは初めて見たし、泣いているヌナも初めて見た。




多分ヌナの涙を見たのは僕が初めてなんじゃないかな。
そのくらい、この人はいつも強がって、余裕そうにしている。



本当はすごく弱いくせに。




抱きしめると、すっぽり収まってしまうヌナは、やっぱり女性で。
だけど多分、他の女性とは比べ物にならないくらい、強がる人なんだ。



良かった、気づけて。ヌナが壊れてしまう前に。





「脱退したいって、本気で思ってるんだよ？」

JM「そんなの聞かなーい。だってヌナの居場所はここだけだもん。」




僕の肩で鼻をすするヌナは、少し落ち着いたみたいだった。



「.......これからのことが不安だよ、私ちゃんとやって行けるかなぁ.....。」




不謹慎だけど、こんな時、僕に弱音を吐いてくれるヌナがめちゃくちゃ可愛い。




JM「やって行けるよ。僕が保証してあげる。」





ヌナの背中をとんとん叩くと、小さな声でありがとうと聞こえた。







TH「俺も保証するよ！！」


JK「ちょ、馬鹿じゃない！？今じゃないでしょ！？」


NM「まだそういう雰囲気じゃなかっただろ！」


JN「はぁ.....もう仕方ないよ、」


YG「空気を読むことから始めようぜ、テヒョン。」

HS「完全に間違えたよね俺ら。絶対タイミング違うよね。」









ほら。


「.............え、」



心配してるのは僕だけじゃないでしょ？








JN「やー！A！お前が辞めるならオッパもやめるぞ！」


JK「それさっきジミニヒョンが同じこと言ってたから、多分あんまり心に響かないです。」



HS「悩みとか不満とかどんどん言えよ！全部受け止めるから！」


NM「お前の器量で大丈夫か？」


HS「えっ、」



YG「変なことで落ちんなよ。青白い顔しやがって。」


TH「ユンギヒョンもっと優しく優しく！あとそれユンギヒョンが言えることじゃないです！」






.......僕らはコントを見せられているのだろうか...？




「.......っふ、ふっ、あっはははははは！！！！！」





JM「！？」(ﾋﾞｸｯ





突然大声で笑いだしたヌナ。



「コントかよwwもう吉本いけよwwwww」




笑いながら意味のわからないことを言うヌナ。
あ、吉本ってあの吉本か。




TH「ひどいよヌナ！すごく心配したんだよ！？」


「うん、そーだよね、ごめんなさい。」




深々頭を下げるヌナに、一同驚愕の眼差しを向ける。



JK「ヌ、ヌナが、頭を下げて謝ってる....！？」


「お前は私をなんだと思ってるんだ？」



いつものツッコミが炸裂したのを見て、すごく安心してしまった。

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