261話 ページ43
死柄木turn
＿＿ははは、こんなことってあるんだなァ。
今日は本当についている。普段はこんなゴミが多い場所には来ないけど、今日は来て大正解だ。
その理由は二つ。
一つは、偶然出会った緑谷出久との会話で己の信念と呼べるものを見つける事が出来た。
もう一つは、偶然見つけたAと久々に再開出来たこと。
ああ嬉しい、嬉しいなあ。
かわいい、かわいいなぁ。
俺を睨む目は、昔ならヒーローを恨んでいたのに……今じゃAの瞳は綺麗な程に澄んでいる。
真っ黒な瞳もいいけど……今のもいい。
でも、気に入らない。
あのままの方が、こちらに引きずり込むには容易だったのに。
誰だ、誰がAに光を見せた。
誰がAに希望を持たせた？
ああ駄目だ駄目だ、Aは渡さない。
Aを光へ行かせない。
ああ、早く、早く早く早く……！！
俺のものに、俺だけのAにしたいっ！！！
俺を睨んでる緑の瞳、濁っていない澄んだ緑……染めたい、染めたい……真っ赤に真っ赤に。
俺の色に染めたいなぁ……！！
ずっとずっと探してた、俺に手を差し伸べてくれたたった一人のかわいい"子鬼"……長い時間をかけて見つけたんだ。
早くこっちに引きずり込んで、一生俺のものに……愛しい、愛しい、手に入れたい、捕まえたい、閉じ込めたい。
ああ、喜びが抑えられないや。
「久しぶりだね、A」
「……」
俺はそんな感情を胸にしまい声をかけるも、Aは俺の言葉には耳を傾けず、ただじっと睨んで言葉を返さない。
ああ、いいなこれ……Aの目に俺だけが映ってる。
まあ、そんなこと思ってる最中にも相変わらず返事は来ず、いつもなら無視されてイラついて首を掻いてた時。
でも、今日はすこぶる気分がいい。
ちょっとやそっとの事では収まらないさ。
「買い物？何買ったの？」
「……おまえは、なんでここにいる」
……はは、会話は無視かぁ。
まあ警戒はするよね。仕方ないか。
「今日は偶然、ここに来てただけ。
ああ、緑谷出久にも会ったね」
「……緑谷くんに、危害を加えてないよね？」
「んー、ちょっとだけね」
ほんとほんと、ちょっとだけだって。
そう言って落ち着かせようとするけど、Aの眉間は余計に険しくなる。はは、友達を傷つけられて相当怒ってるみたい。
でも大丈夫、ちょっと首を締めただけだから。
あの後茶髪の雄英生がタイミング悪く来て、俺はすぐに離れたしね。
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夢桜(プロフ) - うららさん» そっそそそ尊敬だなんてそんな嬉しすぎますっ！！応援ありがとうございます精一杯頑張らせていただきます！！ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - やばいです!!!悲しくてでも見たくなるそんな話ですね。ほんとに尊敬します！これからも応援しております！頑張ってください!!! (2020年9月23日 17時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 猫好好さん» わぁぁありがとうございます好きになってもらってとても嬉しいです！！いやぁ大変おまたせしました、これからもこの作品をどうかよろしくお願いします！！応援とても嬉しいです……！ (2020年9月2日 18時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
猫好好(プロフ) - 続編おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟ ﾁヒロアカ小説の中でもかなり好きな作品なので待ってました！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2020年9月2日 18時) (レス) id: 184bdcfa18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2020年9月2日 17時
