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迅がS級隊員となり、蓮月はとある芸能事務所に所属した。誰もが憧れるような容姿といい意味での近寄りがたい雰囲気をもった蓮月は瞬く間に人気モデルへとなり、ボーダーには多くのスポンサーが付くようになる。
「Aランク戦しようぜ」
「太刀川さんのランク戦長いから嫌」
「
基本的に蓮月は玉狛にいて、そしてあまり人と関わろうとしないのでボーダー基地では一目置かれる存在だった。そんな蓮月がボーダー基地に用があったのか、ラウンジを歩いていると太刀川が話し掛ける。雑誌に載っている時の笑顔と基地にいる時の無表情は正に天と地の差。美人の無表情ほど関わりにくいものはない。そんな蓮月に話し掛ける太刀川に凄いと周りの隊員たちは感心していた。
「忍田さんに頼んでください」
「忍田さんこの頃忙しいから無理なんだよ」
「じゃあ風間さん」
「風間さんとはさっきまで30本やった」
「……」
蓮月の冷たい視線だけが太刀川に向けられた。その視線に周りの隊員たちもぶるりと背筋が凍る。だが、その視線に気付いていないのか。太刀川は「なぁー。Aやろうぜ」と話し続けるのだ。
「あそこに三輪くんいます」
「どこ?」
蓮月の目を向ける方向には三輪の姿はない。太刀川はキョロキョロと周りを見渡していると、「だからあそこ」と蓮月は太刀川を廊下の方へ身体を向けさせる。すると、廊下の曲がり角から三輪の姿が見えた。
「じゃあね太刀川さん」
蓮月はラウンジから立ち去った。太刀川は驚きのあまり目を真ん丸くさせる。蓮月の
「……まさかな」
太刀川は一つの疑念があったが、それは深くは考えないようにした。もしかしたら勘違いかもしれないし、蓮月は自分の未来を視て答えたかもしれない。
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ミー(プロフ) - 面白かったです!更新楽しみにしてます! (2022年12月17日 22時) (レス) @page33 id: a2f01b8bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミワ | 作成日時:2022年10月24日 22時