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何者かに遠征艇を襲撃された。緊急脱出(ベイルアウト)のシステムも撤退のシステムも破壊された。現在(いま)エンジニアの人が直しているが相当時間が掛かるらしい。

(ブラック)トリガー使いが一人にトリガー使いが3人と小型のトリオン兵が数十体。その相手を私たちで時間稼ぎでいるが、先程井口さんが(ブラック)トリガーに心臓を撃ち抜かれて殺された。

二人は着実に1体ずつ倒しているものもかれこれ12時間以上は休まずに戦っている。集中力もトリオン消費も激しい。何とかしないと考えていると耳元で銃声音が響く。弾が私の頬を掠る。右手に持っていた孤月を振り下ろすが、相手の黒い盾に防がれては其処から棘が飛んだ。後方に避けるも腹部に棘が刺さったらしく黒い煙が漏れる。


「蓮月!伏せろよ!」


佐竹くんの声と共に屈んだ。無数の光が(ブラック)トリガー使いに爆撃と煙が起こる。その瞬間、私は煙の中に突っ込むと(ブラック)トリガーが此方を探している。低姿勢で私は(ブラック)トリガーの心臓を狙う。しかし、何処から現れた他のトリガー使いが(ブラック)トリガーを庇う。再度私は(ブラック)トリガー使いを狙うが、(ブラック)トリガーは換装体が解けたトリガー使いを盾にする。トリガー使いの吐かれた血が私の頬につく。私に(ブラック)トリガーはトリガー使いを放るも私は横に避けてから距離を空けた。


「やったか!?」
(ブラック)トリガーはまだ。そっちは?」
「藍原先輩がお前のとこにサポート入れっ、」


大きな音がした。目を向けると、心臓を穿かれた藍原先輩吹き飛んできた。藍原先輩の換装体が解けたのを狙ってトリガー使いが銃撃を放つ。額に一発。藍原先輩は声も出さず絶命した。


「てめぇ……っ!」


佐竹くんが両手で無数のトリオンキューブを作り出す。作られた弾は新しい弾に生成されてトリオン使いに着弾した。換装体が解ける。透かさず私がトリオン使いを心臓を穿つ。そして映像が流れた。(ブラック)トリガーが佐竹くんの心臓を撃ち抜く映像。

視界の端に(ブラック)トリガーが佐竹くんを狙う。咄嗟に私は左手でスコーピオンを(ブラック)トリガーを投げようとしたら私の腕が飛んだ。

私の千里眼は確定した未来しか視えない。相手が行動を変えた後の未来は予測不可能なのだ。

3→←死ぬ時は地獄だ



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設定タグ:ワールドトリガー   
作品ジャンル:アニメ
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ミー(プロフ) - 面白かったです!更新楽しみにしてます! (2022年12月17日 22時) (レス) @page33 id: a2f01b8bd9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミワ | 作成日時:2022年10月24日 22時

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