天才、サイン会をする。 ページ7
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目の前のヒョンが驚きの余り固まったままサインを貰って列を抜けるとやっと僕の番。
目の前でされた会話を聞く限り、GeNocは韓国語が話せるらしい。
いや、たまたま知っていただけなのかもしれない。
そう思ってもおかしくないのに、興奮していた僕は思わず勢いのまま韓国語で話しかけたのだ。
『1stシングル発売おめでとうございます！』
『ありがとうございます〜。』
『これからも応援しています！』
『嬉しいな〜！僕も、もっと頑張りますね！』
そうしてCDにサラサラとサインを書いて僕に手渡して来る。
字も綺麗なんだなぁGeNoc…と感心しながらCDをぼへーっと眺めていると不思議そうな顔をするGeNoc。
やば、サイン終わったから避けなければ！と慌ててその場を離れようとした時だ。
大陸の奇跡とも呼ばれているメンバーと何処と無く似ている、その綺麗な顔を甘く歪めて
『また来て下さい！待ってます♡』
と指ハートを作って僕に見せてきたのだ。
男の僕でもときめく様なとびきりの笑顔で。
案の定、後ろに並んでいた女の子たちはキャー！と黄色い声を上げ出してもう大変。
その黄色い声によって我に返った僕は、ありがとうございますとお礼言ってその場を離れた。
すると、何かを真剣に考え込んでいるヒョンの姿が視界に入る。
『ヒョン、大丈夫？』
『なぁ、
僕が聞くのとヒョンが聞いてくるのはほぼ同時だった。
思わず顔を見合わせてくすくす笑う。
『まさか韓国語話せるとは思わなかったな。』
『僕もそれ思った！凄いびっくりしたよ！』
普通に流暢に話してくれていたし、在韓経験でもあるのだろうか？
それとも韓国に友人でもいるのだろうか？
GeNocへの疑問と感動を胸に抱えたまま僕らはホテルに戻って行った。
ホテルの玄関を通る。
『あっ。』
『ひぇっ。』
扉をくぐったすぐそこには統括リーダーが。
『あれ、そのCD…。』
『いいでしょ！GeNocの1stシングル！』
『俺も欲しかったやつなんだよそれ！まだ残ってた？』
僕らのリーダーがいいなぁとCDを眺め、羨ましそうにそう聞いてくる。
『うーん…多分まだあったと思います。』
『そうか！俺も後で買ってこようかな〜。ありがとう！』
手を振ってリーダーと別れた後に僕は思い出したのだ。
『……あっ！』
今ならゲリラサイン会をGeNocがやっているとよ、伝えるのをすっかり忘れている事を。
ごめんね、ヒョン。怒らないでね。
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れ - formじゃなくてfromだと思います (2022年10月13日 20時) (
レス) @page6 id: 0753043932 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - めろ汰さん» ありがとうございます^^ GeNocくんのお話は一旦終わりですが、いつかまた別のところでお会いできたら嬉しいです！感想ありがとうございました！ (2021年2月23日 15時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
めろ汰 - ううう。。秒で読んじゃいました。。はおてゃん可愛いの分かりみ強すぎます…！！GeNocくんかっこよすぎてペンになっちゃいそうです…！！連載お疲れ様でした！！((今更感すいません！ (2021年2月16日 13時) (レス) id: 08c80e6053 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - うすすさん» ありがとうございます〜！私も正直続編に繋ごうか迷いましたが、今後の活躍は皆様の心の中で生きて欲しいなと思い、完結させました！こちらこそ作品を長い間ご覧頂きありがとうございました！またどこかでお会い出来れば幸いです＾＾ (2020年9月3日 10時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - 完結おめでとうございます！少し名残惜しいですが完結嬉しく思います。矛盾してる。素晴らしい作品をありがとうございました！ (2020年8月14日 17時) (レス) id: b192477b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋＠眼鏡 | 作者ホームページ：http://sukinaharahasakuradeui
作成日時：2019年6月23日 14時
