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ラウール君と別れていつものようにめめと帰る。
他愛もない話をするこの時間が好きだったりする。
「めめは作品作り何作るか決めてる?」
目「何となくこれを作りたいなっていうのはあるかな」
「どんなの?聞いていいなら知りたい」
目「やっぱり夏らしいものがいいなって、切ないドラマみたいにしようと思ってる」
「やっぱり夏らしくしたいよね」
目「Aは?決めてる?」
「私はアニメーション映像にしようかなって。やっぱり夏にしかないようなお祭りとか、海とかそういうシーンを描きたいなって」
目「Aは映像でもアニメーション希望だもんね」
「そう!めめは?」
目「俺は映画とかを作りたいなって」
「めめは作る側も演じる側もできるね」
目「俺演技できるかな?」
「出来そう!今度私の作品に出てもらおうかな笑」
目「あ、今回の俺の作品に出てくれない?」
「え、私が?!」
目「そう、Aさえ良ければ出て欲しい」
「演技できるかな、」
目「いや自然な感じでいいんだけど、出てくれるなら2人で素材集めに行かない?」
きっとめめの作品に出たい女の子なんて山ほどいるのに、本当に私でいいんだろうか、、。
でも私も絵コンテのために素材集めには行きたいなぁ
「本当に私でいいの?」
目「うん、てかAがいい。」
「じゃあ頑張らせてください!」
目「ありがとう!とりあえずさ、今度空いてる日にどっか行かない?」
「夏らしい所行こうか!」
目「夏祭りはまだ早いし、あ!来週の土曜日空いてる?」
「えっと、空いてる!」
目「その日、夜に流星群が見れるんだよね、一緒に行かない?」
「流星群!?見てみたい!」
目「まじ!じゃあその日どう?」
「うん!じゃあその日開けておく!」
目「ありがとう!めっちゃ楽しみだわ」
「私も流星群なんて初めてだし楽しみ」
その後も作品について話しているとあっという間に駅に。
目「じゃあ、また明日」
「うん!またね」
めめと別れ、家まで1人で歩く。
どんな作品を作ろうかなと考えてる時に1番に思い浮かぶのはやっぱり「彼」だった。
いい加減視野を広くしないとなー、なんて。頭では理解してても心が追いつかない。
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作者名:月乃 | 作成日時:2022年7月13日 18時