プリムラ・ジュリアン-1- (ページ27)

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佐「なんだ〜もう心配したじゃん！」

「ごめんごめん、」

佐「てかもうこんな時間？はやいな〜」

気がつけば20時になっていた。

「ご飯どうする？食べてく？」

佐「もちのろ〜ん！Aのご飯がまじで一番うまい！！」

「美味しそうに食べてくれる大介を見ると作る側はやる気出ちゃうよね〜」

佐「へへ笑まじずっとAのご飯食べて生きたいわ！」

「お嫁にくる？」

佐「いくいく〜」

なんて冗談だけど、半分本気。
大介なら嫁でもいいよ。なんて。

佐「何作ってくれるの〜？」

「何食べたい？」

佐「う〜ん、ガッツリ！」

「ガッツリって笑じゃあ適当にお肉でなんか作るね」

佐「楽しみ〜」

冷蔵庫にあるものだと生姜焼きかあ、
ガッツリではないかもしれないけど、これしか作れないから仕方ない。

小さい頃から共働きだった両親に代わって料理を教えてくれたのが大介のお母さんだった。

大介が美味しいって食べてくれるのが嬉しくて毎日のように料理を習いに行ったな、

なんて思い出に浸りながら料理をしていると、アニメを見ていたはずの大介がキッチンに入ってきた。

佐「A〜」

「あれ、アニメ見終わったの？」

佐「いや、たまには佐久間もお手伝いします！」

隊長！なんて敬礼する大介

「今日どうしたの笑とりあえず、そこのキャベツ切ってくれる？」

佐「了解であります！猫の手〜猫の手〜」

「ご機嫌だね笑」

佐「いや〜やっぱAがこうして隣にいてくれてよかったな〜って！」

手を止め私に向けてこれでもかってぐらいのキラキラスマイルでそう言うんだもん。

幼馴染としての私に。