林檎1 ページ2
「ふぁぁああ…」
「おぉ〜おぉ〜でっけぇ口だな」
「誰かさんの御陰で次の作戦がくそなんですよ」
「急激な口の悪さ」
「だまらっしゃい」
もう近々2徹目だ、マフィアといえどここまでブラックときたらもはや手の施しようがない
「ちなみに次の作戦って…なんだ?」
あれから月日がたち、私は森さんに認められ晴れてポートマフィア参謀長という素晴らしい出世を果たした
推しにも会え、出世も出来、ブラックだがお金もガッポガッポ…
人生順風満帆、と言いたいところだが
「こいつだよ、聞いたことあるでしょ??」
「澁澤龍彦」
「あぁ…例の異能力者連続自 殺事件の首謀者か……今日の会議の議題だな」
よっこいせとコーヒーを片手に中也ちゃんが私のデスクに腰を下ろす
「ん、手前も一口飲むか??」
「もらうぅ」
そういって渡された中也ちゃんの飲みかけのコーヒー
これは…お持ち帰りしたい(真顔)
「気色わりぃこと考えてんじゃねェよ」
「いやだなぁ、間接キスだなんて全然思ってないからね!?!?!?」
「さっさと飲めや!!」
そう促され、コップに入ったぬるくなったコーヒーを一口口に含む
苦い味が口の中に広がったが、2徹目にとってはそれがちょうどいい
「まあ、こいつが今回、太宰さんのせいでヨコハマに来るわけですよ」
「あぁ?なんでここで糞鯖が出てくるんだよ」
「今回の白雪姫だからだよ」
「はぁ??」
◇
「これは三年前に台湾の台北市街にあった監視カメラの映像だ、
見ての通り、濃霧が数分間という短時間で発生し、消滅している…
この霧が焼失した後、不審な焼死体が発見された…この人は有名な炎使いの異能力者だった」
森さんは手に持っていたリモコンをポチポチ操作する
画面が変わった
「これは一年前のシンガポール、またもや濃い霧が発生し、発見された変死体はこうだ」
スクリーンには無数のトランプが体に突き刺さり壁に宙づりになっている男
「彼はカードを操る異能力者で、腕利きの暗殺者だったらしい…」
「これは半年前のデトロイド、彼女は氷使いの異能力者だった」
「どういう事かわかるかね?A君」
急に話を振ってこないでください森さん
「つまり、各国の異能力者は濃霧発生後、自分自身の異能で死を遂げた、ということです」
「特務課はこれを”異能力者連続自 殺事件”と呼んでいる様ですが…
彼らは自 殺ではありません」
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ホウ酸(プロフ) - アイザックさん» おっとティッシュどうぞ((((青の時代はいいですよ← (2020年5月25日 9時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
アイザック - 作中に恋人繋ぎのシーンも......wwあっら鼻血が← (2020年5月25日 7時) (レス) id: cb0f0ed2ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» いやもうほんとですよ、文ストの公式わかってますね((何がとは言わない( ˙-˙ ) (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
柊苺(プロフ) - ホウ酸さん» ねぇ、奥さん見ました?汚濁解除する時頬に手を添えたんだですよ…(((あれはもう。公式やっちゃっいましたね(?) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 30ac6fcd11 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» ねぇ....奥さん、しかも太宰さんが頭押さえつけたんですよ??(((どこにとは言わない、真面目に発狂しましたね (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月13日 21時