恐怖心 ページ14
『10月4日
今日は祖父からの文が届いた。
どうやら、私のことが心配なようだ。
半助も興味があるらしく、手紙をのぞき込んでいたが、意味が分からなかったようだ
暇ができたら、祖父に半助を紹介しようかと思う
私の、自慢の息子だと』
日記は何冊目だろう
もう毎日書き続けている
「いつ、話そうか…」
幸せなのが半分、不安なのが半分
ずっと秘密にしておこう
そう、決めたのに
良心、と言うものが、それを揺るがす
「私は忍者だ。あのかの有名な大川平次渦正の孫であり、一番弟子だ。何を迷っている、私に、怖いものなんて…」
自分に言い聞かせるよう、呟く
「怖いものなんて…」
ない
そう、言葉に出せない
私が怖れているもの
それは、半助が私から離れてしまうこと
「絶対手放してなるものか
何があろうと、死神が現れようが、半助を渡してなるものか」
コツコツと積み上げてきた幸せ
Aと半助が、二人で力を合わせ、やっと手に入れた宝物
その幸せが、音を立てて崩れ始めようとしていた
刻一刻と…
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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時