同居 ページ2
「…味が薄い」
ちゃぶ台に乗っているのは煮物と白米、そして味噌汁
「そんな事、外で言うんじゃないよ」
「なんで?」
「管理人さんが作ってくれてるから」
そう、これが管理人の耳に入れば、ここから追い出されるに決まっている
「それじゃ、自分で作ればいいじゃないか!」
半助が反抗する
「食中毒起こしても知らないよ」
そう、料理ができないのだ
「女のくせに…
嫁にいけないぞ」
痛い目でAを見つめる
「よけいなお世話だよ、箱入り息子」
簡単にスルーされた
それが気に食わない
「御馳走様、食べ終わったら管理人さんに食器返しといて、30分もすれば取りに来てくれるから」
身支度を始める
「はぁ!?私一人で留守番!?」
「私は仕事があるし、もう十歳でしょ、あと掃除と洗濯もお願い」
完全にAのペースだ
家を出ようとしたとき
「おい!待てよ!」
半助が止める
「おまえ!いったい何者なんだよ!なんで私の名前を知っている!父上と母上に何をした!なぜ私をここに連れてきた!」
しばらく半助を見つめるA
「それは、アンタが知らなくてもいい話し
逃げ出すことは考えない方がいいよ、今、私と居る方が安全だから」
そう言い残すと、家を出た
「おい!待てよ!まだ話は…!!」
外に出たが、Aの姿はなかった
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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時