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「ブクロは一郎の弟の…真ん中の奴だろ
んで、ハマは銃兎
シンジュクはリーマンとホスト…だよな」
帝統が家を出て数分、正面にいる左馬刻がやっと口を開いたかと思えば
そんなことを言い出した
全部当たっている
こいつの顔、どことなしかキレてるような気がする
額に青筋が浮んでいるから
それに、貧乏揺すりも凄い、…タバコもふかしている
気分を落ち着かせようとしてるんだろうか
『…どうやって調べた？』
「んぁ？一郎のダボに調べてもらったんだよ、…あいつ、弟を軽く叱ってた」
『…余計な事…』
「…なにが余計な事だ。全部お前の為、近づけさせないため」
そう言って短くなったタバコを灰皿に押し付けた
…本当に余計な事だ。二郎が怒られた、なんて聞きたくもない
そりゃ悪いだろうけど…なんか、嫌なんだよ
ま、シンジュクのあの二人は知らないけど
…銃兎も知らない。
ただ、二郎はまだ高校生、なんか俺があいつに変なことを教えてしまった
なんて感情がある。俺があそこでイケブクロに足なんて踏み入れてなかったら…二郎が道を踏み外すことなんてなかった
…吸血鬼ってあれだろ？
なんか…血を吸う際にマーキング的な何か…付けてるんだろ？
知らないけど。
『…もう、遅いと思うなぁ…』
そう呟いた
そして隣にあった自分の携帯の画面に目をやる
そこには
- 伊弉冉一二三 不在着信20件 -
- 観音坂 独歩 不在着信25件 -
- 山田二郎 不在着信15件 -
- 入間銃兎 不在着信27件 -
の連なった文字。
そういや消してなかったな…こいつらの連絡先…
…携帯はミュートにしてある。なにか通知が来ても音は一切ならない、勿論バイブ音も。
ただ画面が光って文字が反映されるだけ
『…』
「…どうした」
『…いや…ちょっと待ってて』
流石にウザくなった
なんなら銃兎からはまだ着信が続いている
電話に出てぶち切ってやろう
そうしよう、その方が…なんかスッキリしそう
『電話』
「…ん、なんかあったら言え」
そういわれ、俺はリビングを出る
廊下に立っては相手からの着信を受けた
「今何処だ」
『言わない』
「…左馬刻と一緒か」
『違う』
「じゃあ今から会えるのか？」
『無理』
「…家、行くからな」
そう言われ向こうから一方的に切られた
なんで、…なんで俺から切ってやらなかったんだ…興味本位で話を…
『くそっ…失敗したぁ…』
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いぼてん酸 - ウワー！！私の好きな吸血鬼系だーヾ(´∀｀*)ﾉ！！！ありがとうございます！！というかみんな推しです！うれしいです！これからも頑張って下さい！ (2020年10月14日 12時) (
レス) id: 2bf0614b2f (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 何か涙出た (2020年5月7日 16時) (レス) id: a6ed573a69 (このIDを非表示/違反報告)
琉斗(プロフ) - 面白かったです！！左馬刻助けEndもみてみたいです！ (2019年6月14日 23時) (レス) id: 18dfa94b2f (このIDを非表示/違反報告)
１０８くん(プロフ) - いつも楽しみに見ています！更新頑張ってください！ (2018年11月14日 23時) (レス) id: 0273a6e0d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：俺 | 作成日時：2018年11月8日 13時
