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起きたら左馬刻と帝統がソファに座って話していた
意外と話したりするもんなんだ
最初に目が合ったのは左馬刻。「おい」という感じで睨まれた

そして次に目が合ったのが当たり前だが帝統。
元気よく「おはよ」なんて言ってくれた

うん、この二人は安心する

そろそろ15分…ゆで卵もいい頃だろう

『…今日どうしよっかなぁ…』

「…。ヨコハマはぜってぇ行けねーだろ」

『んー…、シブヤだけか…行動範囲限られるなぁ…』

「それ、どこの奴にやられたんだよ?」

ゆで卵を鍋から取り出し、急いでテーブルの上に置く
そして床に座って、殻をむき始める

『…シブヤ以外の…ディビジョン』

「勝手ながら一郎に調べてもらった、…シブヤ以外のどこにも絶対に行くなよ」

『…調べたかぁ、ならもう誰か分かんの?』

「おー、言っていいならここで言うけど」

そんなことを言われた
…そういやまだ連絡は取り合ってるなんて言ってたような…気がしなくもない

あの二人も、二郎もバレちゃったか…

帝統の頭にはハテナが何個も浮かんでいた
うん、帝統は分からなくていいんだ、てか知って欲しくないし…知っても理解はできないだろ

『…言わないでいいなー、二人の時にでも話してよ
それと銃兎はどうした?』

「あいつには厳しく叱っといた
理性吹っ飛んでたんだと」

『あぁ…』

「なー、さっきから何の話だよ?」

どんどん二人の世界に入り込んでいた時、隣からそれを遮るような帝統の声が聞こえた

『ごめん、ちょっとね
…あ、そういや帝統。他の二人は?』

「両方仕事、…俺もちょっと出るかなー」

『そっか、…どうせ昼飯食いに帰って来るなら弁当作ろうか』

「まじ!?よっしゃ!」

なんて、次は帝統とふたりだけの世界に入っていく
すると「おい」なんて左馬刻の声で話を遮られる

話の合わない3人ってちょっと大変かもしれない

『左馬刻、帝統が行ったら話聞くから少し待ってて』

「…おー…」

「なっ、どんな弁当作ってくれんの?」

キッチンに立った俺の隣に帝統が立つ
その時の左馬刻は知らないけど、とにかく後ろからの視線が痛かった

吸血鬼を隣に置くな、…とか言いたかったんだろうな

…米は事前に炊いてあったし…もうそろそろ弁当ができる

『ん、ばいばーい』

「おー!…A泣かすなよ!」

「泣かせるわけねぇだろ」

弁当を作り、帝統に渡したらすぐに出ていった

…さ、…左馬刻と話し合いますか

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いぼてん酸 - ウワー!!私の好きな吸血鬼系だーヾ(´∀`*)ノ!!!ありがとうございます!!というかみんな推しです!うれしいです!これからも頑張って下さい! (2020年10月14日 12時) (レス) id: 2bf0614b2f (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 何か涙出た (2020年5月7日 16時) (レス) id: a6ed573a69 (このIDを非表示/違反報告)
琉斗(プロフ) - 面白かったです!!左馬刻助けEndもみてみたいです! (2019年6月14日 23時) (レス) id: 18dfa94b2f (このIDを非表示/違反報告)
108くん(プロフ) - いつも楽しみに見ています!更新頑張ってください! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 0273a6e0d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年11月8日 13時

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