【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

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・ 左馬刻side



『っ…う゛、あぁ゛ｯ…んん゛〜っ…』

「おーおー、泣け泣け、泣いてスッキリしろ」


教えろ、なんて言ったが急に俺様の胸に顔を埋めて泣き出したこいつ
…まぁ、大体は予想ついているんだがな

優しく背中をさすってやると今までの溜め込んでいた分を吐き出すかのように声を上げてずっと泣いていた

子供をあやす様に「大丈夫、大丈夫」なんてらしくねぇ言葉をかけながら。


＿＿
＿



『…今まで誰にも話さないようにしていたのにさ
あいつらが俺を見つけてどんどん近づいてきて。…最初に銃兎、そして
その痕をみた奴が俺も俺もって言って…2回目、

そして３人目からは嵌められて3日間そいつらの家から出禁で…』


鼻を小さく啜りながら、まだ涙目でぽつりぽつりと話してくれた
銃兎の名前は言ってくれたが…その二人目、三人目ってのは教えてくれなかった

まぁ、銃兎の事は嫌いだの何だの言ってた気もするし俺と同じチームだからだろうな

「…銃兎には厳しく言っとくわ
あとは…一郎にそいつらを探してもらうから当分家から出るな、また変なやつに襲われたらたまったもんじゃ無い」


『…分かった、
…なぁ、左馬刻…偶にでいいから…偶に…俺の家に来てよ…』


俯いて、小さく話すこいつの体は震えていた
流石にトラウマにもなるか

…もしこいつが女なら、銃兎みてぇなやつが寄って来ても嬉しいはず。…まぁ、こいつの性格から嫌いなままかも知らねぇけど

男のこいつにはプライドっつーもんがあるんだ、それをボロボロに崩されて
精神的にも肉体的にも傷つけられて。


「当たり前だろ、毎日でも来てやる」


今は、こいつを助けてやらねぇと。

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