【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

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・ 左馬刻side



Aの携帯に電話をかけても全く出ない

これでもう三日目だ

俺様が気にして、鬼電してやってんのに全て無視するとは度胸あんなアイツ。1発ぶん殴っとこうか


…まぁ、そんな事はしねぇけど



家に行っても居ねぇし、先生に聞いても居ねぇって。


…そういや何か言ってたな


「一二三君の口の端に血がついていた」


だっけか



…なにか引っかかんな



そんな時、俺様の携帯が鳴った


" A "


という文字がハッキリと書いてあった
焦ってすぐに電話に出てしまった。三コールもなっていないんじゃないか。



『…今どこ』


「今…は事務所にいるけど」


『…行く』



そう言って電話をぶち切られた

…なんだあいつ、元気無かったな



。









。





『…居た、』




事務所の扉が開いたかと思えば、そんな小さな声が聞こえて小走りで寄ってくる


そのままソファに座ってた俺様の上に座り強く抱きついてきた



「…どうしたんだよ」




こいつの匂い、いつものシャンプーの匂いじゃねぇ。


…前言ってたもんな、「シャンプーは買い換えたとしても絶対同じのしか買わない」…とかなんとか。


変なこだわりがあるやつだから覚えてる



『…誰も電話でなかった…から…左馬刻…』


「てめぇも出なかっただろ」


『…色々あって…鬼電ありがと…ごめん
少しこうしてたい…』



そう言って首に回された腕に力が入る


…こいつ痩せたか？
腰とか腕とかさらに細くなってる気がすんだけど…


…



服をめくってみてみれば、やっぱり細くなってる
触ったらわかる


…そして変な痕も見つけた



二つ綺麗に並んだ小さい穴のようなもの


そして、赤くなっている何かに付けられた痕。


そんなものが沢山あった




「ちょっと横になれ」


『…なに…』



こいつの目にも光がない、顔色も悪い気がする



さらに服を捲って、ズボンの裾もまくる



そこにはさっきと同じようなあとが数十箇所。

沢山、転々と付いている



「な゛っ…、み、んな…やめろ…」



そう言ってすぐに起き上がったAは、明らかに動揺していて、


声も体も震えていて、


目も合わせてくれなかった





「誰に何されたか教えろ」

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