不思議と。 ページ21
あったことがないはずのその人に名前を呼ばれて抱きしめられて、私はどうしたらいいかわからなくなった。
固まったまま受け入れていると、彼ははっとしたように私から離れた。
『あの…どうして私の名前をご存知で…？』
率直な疑問をぶつけると、２人ともびっくりしたように固まった。
埒が明かないので私は続ける。
『あの…えっと、本当に申し訳ないのですが、私…貴方様を拝見した記憶がございません…。一体どこでお会いしましたでしょうか…。』
おずおずと尋ねる私に、彼は我に返ったようで
「あ…悪い。昔の知り合いに似ていて…それで…。」
私はふと彼らの背にあるお墓を思い出した。
A・クルーエル。きっと彼女だ。
どうしてか、疑うことなくそう思った。
A・クルーエルかと問えば、案の定彼女で。
私は一応自己紹介をした。
彼はイギリスさん。
'国家様'だった。
ラテン系の方がスペインさん。
普通なら驚くはずの事実に、不思議と私はすんなり受け入れていた。
いや寧ろ
『あぁ、やっぱり。』
なんて思う私がいた。
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かみきれ(プロフ) - めっちゃ好きです。作者様、神すぎます！ (2023年4月14日 6時) (
レス) @page22 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - いぎさん一途ですね(笑)かわいいです (2017年10月27日 22時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 若城みやのさん» ありがとうございます!!!めちゃくちゃ嬉しいです(><)まだまだな所沢山ありますが、これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2017年10月1日 11時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
若城みやの(プロフ) - 簡潔に言います。この作品スゲェー好きです (2017年10月1日 1時) (レス) id: aa2eff3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レータ | 作成日時：2017年9月14日 21時
