いつもと。 ページ20
貴方side
いつものように丘の上で街を眺めた。
今日はいつもと違って晴れていた。
いつものように木の上の鳥を見つめた。
今日はいつもと違って小鳥が生まれていた。
いつものようにお墓へ行った。
今日はいつもと違って_____________
人がいた。
私は思わず立ち止まった。
2人の男性。1人はラテン系なのか茶髪。
もう1人は私とよく似た金髪。
彼らはお墓参りに来ているようだった。
私は不思議な思いでいっぱいだった。
あのお墓に眠るのはもう亡くなってから数百年も経った女性。
私と、同じ名前の。
ただ通りすがっただけかと思ったけれど、彼らの後ろ姿からは心から彼女を想う気持ちが伝わってきた。
しばらく見つめていると、金髪の人が振り返ろうとした。
私は我に返って隠れようとしたけど間に合わず、彼が振り向く方が早かった。
彼は、私を見るや否や目を見開いて固まってしまった。
茶髪の人もなにか驚いている。
謝る言葉を紡いでいると、金髪の人がいきなり
「A…………………っ!!!!!」
そう叫んで私を抱きしめた。
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かみきれ(プロフ) - めっちゃ好きです。作者様、神すぎます! (2023年4月14日 6時) (レス) @page22 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - いぎさん一途ですね(笑)かわいいです (2017年10月27日 22時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 若城みやのさん» ありがとうございます!!!めちゃくちゃ嬉しいです(><)まだまだな所沢山ありますが、これからもこの小説をよろしくお願いします! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
若城みやの(プロフ) - 簡潔に言います。この作品スゲェー好きです (2017年10月1日 1時) (レス) id: aa2eff3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レータ | 作成日時:2017年9月14日 21時