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ありがとう。バイバイ ページ28

川西side


お世話になった死役所も、この扉を通ればさよならか。

いつ、成仏すればええんかわからんかったときに、Aちゃんが来てくれて。

寂しかった俺と仲よくしてくれたゆずると、昴生と渚。

ようかんがえたら、3人とも犯罪者。

でも、普通の人。

早くあの3人も成仏してくれたらな。


「Aちゃん」

A「はい?」

「ありがとうね。」


緊張していたのか俺の言葉に過敏なAちゃん。でも、その後すぐに笑顔になった。


A「こちらこそです」


.


『山中Aさん。川西賢志郎さん成仏の時間です』

アナウンスが響く。

あ、これで皆とさよならや。


河「賢志郎!!今までありがとうな!!」


なによ、何泣かしにきてんねん。


昴「い、いっぱい教えてくれてありがとう御座いました!お気をつけて!」

渚「ありがとう御座いました」


あかんて、泣くて。


河「A。来世では強く生きろよ」

A「...っ、はい!」


最高の笑顔を死役所に残し、
俺とAちゃんは扉をくぐった。

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作者名:ひはーい | 作成日時:2018年12月19日 21時

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