手続き ページ27
河井side
賢志郎の手続きの準備をする。
あー、賢志郎とお別れか。
Aがこっちに来てから、自分を見つめ直す機会が増えた。
良いことなんやろうな。
「はー...」
昴「こんな日が来るとは...」
ほんまにやで。
まぁ、そりゃ悲しいよなぁ。
四年も一緒におるんやし。
「よし、賢志郎?書いてこれ」
川「おう」
隣にはAが座っている。
なにか、緊張しているのか貧乏ゆすりが大きい。
渚「落ち着いたら?どうしたん」
A「成仏したらどうなるのかなって」
あー、そんなん考えたことない。
そもそも、成仏なんかするって考えへんし。
昴「あれらしいで、天国と地獄が別れてて、天国に行けた人はまたもう一回人生をやり直せる。」
川「地獄は?」
ペンを持っていた手を止め昴生の方を見つめている。
昴「...地獄で訓練をしたら天国に行けると言われてますよ。ほんまかどうかは知らんけど」
安心したんか、またペンをとり書き始める。
.
渚「かけました?」
川「おう」
「じゃあ、この紙持って、成仏の扉の前にある受付に入れて。」
あぁ、なんか、凄い嫌。
早く、俺だって、成仏したいなぁ。
あんなことせえへんかったら良かった。
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作者名:ひはーい | 作成日時:2018年12月19日 21時