kill ページ21
川西side
A「なんで、人殺しなんかするんですか?」
そんなの、俺に聞かないで。
俺だって、分からへん。
俺は、人殺しなんかしてない。
でも、死刑囚。
A「良いですよね、人殺しなのに、生きられて。そうやって、自分の罪から逃げられて。」
違う。俺は、人殺しなんかじゃ...
.
「はぁ...俺はいつでも成仏出来るんよなぁ」
そんな独り言を呟き階段をおりる
冤罪ってやつ?
ようわからんけど。
渚「えぇ、?成仏?!」
「あ、渚...」
へぇ、と間抜けな声を出す渚を無視して歩いた。
渚「ちょっと、ほってかんといてくださいよ。」
「なに」
渚「いやいや、成仏の話ですよ!
うちら、元死刑囚は成仏なんか、できへん」
それができるんよー
とか、言ったらまた聞かれるやろうし。
うん、無視無視。
あぁ、思い出したらアカン。
俺の精神がもたん。
今まで、忘れてたのに、掘り返された。
苦しくなる。
「っ、く...ぅ」
渚「え、ちょ...どうしたんですか?!」
アカン、無理や...。
なんで、俺が死ななあかんかったねん
俺、何もしてないのに。
河「渚!!ちょっと、離れとけ!」
そんな声が聞こえたと同時に意識がとんでしまった。
22人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひはーい | 作成日時:2018年12月19日 21時