ざ わ く ん っ て 人 。 ページ15
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「出っ歯?増田?」とりょうが質問すると首を横に振るてつや。
て「俺とAのバイト先にざわくんって人がいて、その人をメンバーに入れたいと俺は思ってる。」
いつになく真剣に話してくるてつやと隣で「ざわくんか〜!」と嬉しそうに話す彼女の姿。
り「仲間内だけでやるんじゃなかったの?笑」
し「お前らは知ってる人でも俺らは知らん人やん笑」
て「いや、でも俺はこのメンバーの中にはざわくんみたいな人が必要だなって思うんだよな〜…。」
りょうやしばゆーの否定的な意見を受けて困りだすてつや。
そんなてつやを見兼ねてか、てつやの隣にちょこちょこと移動し肩をぽんぽんするA。
「てっちゃん、まずはみんなとざわくんが会う機会を作ってみたらいいんじゃない?」
「どんな人かみんなも会わなきゃ不安だろうし、とりあえず会ってもらって、ざわくんを知ってもらうとこから始めていきん?笑」
てつやを宥めるかのようにそう助言すると、「みんなもそれでいいよね!笑」と笑顔で俺らに尋ねてくる彼女。
それぞれ頷いたり、納得したりしてるみんな。
もちろん俺も納得したし、やっぱりてつやの扱いは一番上手いな〜と感心すらした。
と「ざわくんってどんな人なん?」
皆が帰って互いに風呂も済ませ寝る準備が整った時、不意に今日の話を思い出し彼女に尋ねる。
「私達よりバイト歴も学年も一年先輩で、しっかりしてて頼もしい人だよ!」
「バイト仲間の集まりがあった時に私がてっちゃんとざわくん出会わせたんだ。笑」
先にベットに寝転がってた俺の横に腰掛けて座る彼女。
同じように座って隣に移動すると嬉しそうに出会いを教えてくれた。
彼女は人見知りもせんしどちらかと言えば人懐っこい人やから、ざわくんって人ともすぐ仲良くなれたんだろう。
お喋りな彼女のガストトークはその後夜更けまで続いた。
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なかなか更新できず申し訳ございません(T_T)!!
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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時