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*
段々と離れていく隼の背中が涙で歪んでくる。
このままだと消えちゃいそうな気がして
「……っ隼！！！」
ベッドから体を起こして隼の元へ行く。
いきなり立ち上がったせいか
血がサーっと引いていくのが分かる。
あぁ…また真っ暗な世界に
連れ戻されるかも。
なんて思ったら、
ギュッと支えられた体。
大好きな匂いに包まれる。
隼だ…。
隼「…なんでいきなり立つわけ？
また、倒れることぐらい分かるだろ。」
前に隼に話しかけた時のような
冷たい眼差しと声。
でも、今回はめげないし怯まないよ。
「じゃあ、なんで無視するの？」
隼「それは………」
「私の事が嫌いになったから…？
昔から喧嘩すると
隼ばかりに謝らせてるから…？
面倒くさいから…？
なんで…？」
そう言うとパチっと合った目。
さっきの冷たい眼差しとは違って
驚いた顔をしている隼。
そうだよね。
だって、私が泣いてるなんてもう
10年ぶりぐらいだもん。
「…隼どっか行っちゃわないで。
お願い。前みたいに隣にいてよっ……。」
・
・
隼「………ごめん。」
「………それは何のごめん？」
隼「あの時、Aから玲於の匂いがして
なんで嘘つくんだろう。
って嫉妬して
Aの事忘れようと思って避けてた。」
「…………なんで忘れるの？」
隼「Aが好きだから。
玲於の事が好きなら諦めなきゃいけない
って思ったから。」
「……………え。」
隼「………あ。
いや、その何ていうか…
違う。いや違わない。
なんか、色々あるんだけど
まぁいいや。
とりあえずベッド戻ろ？」
「……え、あ、、、うん。」
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レモン(プロフ) - ☆みるく☆さん» ありがとうございます(；；)とても嬉しい言葉です。これからもstoryよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2017年10月10日 21時) (
レス) id: 8917be00a0 (このIDを非表示/違反報告)
☆みるく☆(プロフ) - 1から読んでます♪ 続きが楽しみです！！このお話大好きです！！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 8fda3adf96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン | 作成日時：2017年9月7日 2時
