四季紡ぎ。

詰んだ【凍乃　水月】 ページ45

「…うぅ〜」

うっすらと目を開ける。
…誰だろう。なんかボクの顔を覗き込んで何か叫んでる…

「あっ！そうだシャボン玉さんっがぁ」
痛っ！思いきり起き上がったせいでのぞき込んでいた人とぶつかった！
お互いに顔をさすりながら起き上がる。
「…す、すいません…」
「いえ、大丈夫よ。それより、水月ちゃんは大丈夫？」
ほわぁぁあぁぁああああ許して下さった！マジ天使(殴
「あ、大丈夫でござりまさられます」←日本語おかしい
心配させまいと笑って答える。
ここは…ベースキャンプ?
あぁ、運んでくれたのか…
それより、この人は同じ班の…誰だ？
あぁ、遅刻してたから名前をまだ完全に把握できてない…(二回目)
「それより、シャボン玉さんは…」
「沙緒里ちゃんはもう起きたわよ。…あ、あまり無理しちゃ駄目よ！」
ん？だってボクはもう大丈夫…
「…ッ！」
ファー―――――何だこれ―――――――!!!!!
身体に包帯がまかれてる―――てかそれ以前に痛い!めっちゃ痛い!

…いや。一番気になるのが「左足」だ。
厚く包帯がまいてある。しかも固定してある…骨折したケースも考えないとな。

「あ、じゃぁ休んでます」
その人にお礼を言って、少し横になる。あ、名前聞いときゃ良かったな。
…服が真っ赤だ。包帯も少し赤みがかってる。
あー風呂入りたくない―絶対しみる―――

〜数分後〜
「…さて、戦うか」
と立ち上がる。体中が痛いが気にしない。
が、この後重要なことに気づいてしまう。
「ん？」
瓶がない。
「…あっ」
そういや、破壊者に投げつけちゃったんだっけ!うわー――しまった!スペア転移所だ！
班長に事情説明すれば戻れるかな?ナイフもないし…
「とりあえず、行くか」
そうつぶやき、左足を引きずりながら班長を探し始めた。




少し絡ませていただきました。

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