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絶えない泉の水【凍乃 水月】 ページ24

「うわあああきりがないいいい」
大変だ!それに、この戦いだけじゃない…失われた季節はまだある!
「こんくらいでくじけちゃダメってことか!」
そしてボクはポシェットから瓶を取り出し、そのふたを開けた。
すると中からそれ以上の水があふれ、「破壊者」に襲い掛かった!
おぉ、これが【四季紡ぎ】の力か!

でも、だ。
こんな強大な力を持っていても、やはり破壊者は強い。
さっき、泡吹いて倒れた人がいたな…大丈夫か?
「おい、余所見すんなよ!」
「ファッ!?」
多分他の人に言ったのだろうが、その声に多少驚いた。
うん、そうだ。四季はボク達が取り戻さなきゃ…
1期生さんの後を継いだ、ボク達が。

1期生…

「…」
眼からこぼれそうになったものを、慌てて袖で拭う。
「しょぼけてちゃだめだ。ちゃんと前を見ろ。」
【キミ】に言われた言葉を、自分に言い聞かせる。

…くそ、一旦状況を整理しないと…
まず、仲間は気絶一人。けが人…まぁたくさん。
敵の弱点さえわかれば…

「…!」
あのアメーバ野郎、シャボン玉の人襲おうとしてないか?
あぁ、遅刻したから名前をまだ完全に把握できてない…
「行かなきゃ…!」
向かおうとしたボクの行動を見切ったのか、突然破壊者が攻撃してきた!
「…が…ッ!」
くそ、よけたと思ったのに左腕にかすった…
「あっつ…嗚呼!もう!」
とりあえず水で冷やしておく。水無月…かな?の能力者さんが雨を降らしてくれてるから、破壊者の動きは鈍いけど…
「まってろシャボン玉!」←最低
破壊者の攻撃をかわしながら、シャボン玉の能力者のもとへ向かう。
…ほかのけが人さん大丈夫かな?
そう思い、後ろを向いた瞬間だった。

「―――!」
前から攻撃が来ていた。もろに攻撃を食らっちまった!
「く…そ…」
意識が薄れてゆく…
「…せめて」
右手に持っていた瓶を破壊者に投げつけ、割れた瞬間…破壊者を縛り付け、地面に結びつけた。これで、あの人は守れるか。ボクは…死ぬかな?

「間違っても国民の皆様に死に体は晒さないでね。」
あ、夏班班長さんに言われてたっけ。

目の前に近づいた破壊者を冷たい目で見据えて、つぶやく。
「そんなのお断りだ」
ポシェットの中に入っていた護身用ナイフを投げる。
的中!さっき周りを走ってた時、なんかずっとこっちを見てるようなところがあったから…
「ざまぁ、目が潰れちゃえば見えるものも見えないだろ」
さて、そろそろボクも限界だ。

眼を閉じた。

泡沫さん助けられませんでしたすいません

誰か【夕暮 暖】→←我が能力は泡沫の如し【泡沫 沙織里】



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魁來。(プロフ) - 終了しました (2017年12月1日 6時) (レス) id: dc73ea1538 (このIDを非表示/違反報告)
魁來。(プロフ) - 更新します (2017年12月1日 6時) (レス) id: dc73ea1538 (このIDを非表示/違反報告)
トウキビ(プロフ) - 更新しました (2017年11月25日 19時) (レス) id: 897976709d (このIDを非表示/違反報告)
トウキビ(プロフ) - 更新します (2017年11月25日 19時) (レス) id: 897976709d (このIDを非表示/違反報告)
フリダ‐(プロフ) - 更新終わりました。 (2017年11月24日 19時) (レス) id: f3285e7d53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:四季紡ぎ。作成メンバー x他9人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年11月12日 22時

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