【呪術廻戦】生意気な後輩が入学してきたのだがPart２【男主】

「面倒いの来たから行くわ」 ページ18

2018年



悠「あ、ナナミーンっ！と、誰？」



グラウンドから校舎の方へ戻る途中、七海を見つけた虎杖悠仁は彼の名前を呼びながら駆け寄った。
しかし、彼とは別に知らない人物がいたことに気づき首を傾げる。


『なにナナミンって』


若干笑いながらそう質問してきた彼を無視して、七海は眉間に皺を寄せながら「虎杖くん。その呼び方はやめて下さい」と言った。



悠「いーじゃんナナミン！この人誰！？」


呼び方を改めようとしない悠仁と、隣で静かに肩を震わせている男に七海の額に青筋が浮かぶ。



悟「あれ、Aじゃん」


さらに七海をイラつかせる人物の登場に、この場から早く去りたいと思ったが、それより前に隣にいた男がポンっと七海の肩を叩いた。



『面倒いの来たから行くわ』


何年経っても態度は変わらず、むしろ悪化している気がするが、この二人が絡むと周りまで巻き込まれるため七海は止めなかった。


悟「なーに逃げようとしてんの？」



瞬間移動でもしたのかと思うほど、気付けば悟に肩を組まれた男は遠慮なしに舌打ちをした。


悟「ガラ悪いな。もっと大人になりなよ」


『てめぇに言われたくねぇよ、子供舌パイセン』


悟「ア"ァ！？」



2人の言い合いに、悠仁は小声で七海に「ケンカ止めなくていーの？」と聞いているが、それに対して七海は「いつもの事です」と落ち着いた声で返す。



悟「あ、悠仁。この生意気な奴は僕の後輩の龍神A」


未だに肩を組まれているAは、嫌そうに悟の脇腹を肘で思いっきり突いているが悟にはなんの効果もない。


悠「五条先生の後輩！？あ、虎杖悠仁デース！」


『ドーモ。この人が担任だなんて苦労してんだろ？』


悠「んー、たまに！」


悟「悠仁？」

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