検索窓
今日:25 hit、昨日:42 hit、合計:198,470 hit

「今日はポチのデビュー戦なんだよ」 ページ12

この3人で祓えるレベルではないと判断した七海は「一旦引きましょう」と言うために口を開く。


『建人!』



言葉を言いかけたところで、Aに名前を呼ばれてギリギリのところで呪霊の攻撃を避けることができた。



避けることができても、このスピードだとまともな攻撃ができない。



『俺が時間稼ぐから、逃げろ』



次は誰に攻撃しようかと楽しんでいる様子の呪霊。
止まっているが隙は全くない。



いつ動くか分からない呪霊から目を離すことなくそう言ったAに、灰原は「Aも一緒に逃げよう!」と叫ぶように言った。



『3人揃って逃げる隙なんてねぇだろ』



Aがそう言うが「でも…」と納得できない様子の灰原。七海はAと同じく誰かが囮になるしかないと考えたが、やはり彼だけを置いていくことに抵抗があった。



『それに今日はポチのデビュー戦なんだよ』



こんな状況で何を言っているのだといつもなら言えるのだが、今はそんな余裕すらない。



肩にかけていた刀袋からAが取り出したのは、七海と灰原が見たことの無い呪具。
ひと目でただの呪具ではないと判断できた。



呪霊の方もそれを感じ取ったのか、Aから逃げるように後ろに飛び跳ねた。



七「灰原…逃げますよ」



灰「本気で言ってるの!?」



今のAなら大丈夫かもしれない。
逆にいま自分たちがいた方が邪魔になる可能性が高い。


多少の不安があるが、いまAに任せるのが1番生きる可能性が高いと判断した七海は、灰原に逃げるように言ったが信じられないという顔で灰原は七海を見た。


灰「誰かが囮になるなら、僕がなるよ!2人は逃げて!」




『馬鹿っ』


七「灰原!」



走り出した灰原に、慌てて2人は声をかけるがもちろん立ち止まることは無い。

Aを警戒していた呪霊も、灰原が動き出したことでそちらに意識を向けた。

「生きてんな!?」→←「本当に2級…?」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (786 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2079人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

涼羅 - 最高すぎます! 夢主くんの不器用な優しさが大好きです!このまま全員で幸せに暮らしてくれー…(;;) (11月6日 20時) (レス) @page34 id: e29423faae (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - すごくすごくすごく面白かったです!!!! (2023年2月20日 1時) (レス) @page34 id: a8940d6b3a (このIDを非表示/違反報告)
M - ハピエンサイコーです!!!!面白かったです!! (2022年11月9日 22時) (レス) @page34 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - めっちゃこの小説大好きです!!!番外編とかちょー好きです!!!!!!! (2022年3月27日 18時) (レス) @page34 id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 最高に面白くて良かったです! (2022年2月6日 12時) (レス) @page34 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アコ | 作成日時:2021年2月27日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。