「本当に2級…?」 ページ11
灰「3人での任務なんて久々だね!」
A、七海、灰原の3人は任務のため地方に来ていた。
灰原の言う通り、この3人で任務に来るのは1年のAが怪我をした時以来で、あの日からAは年上の術師としか任務に行くことを許されていなかった。
それは多分、Aが同級生の言うことは聞かないと判断されたからだろう。
しかし、年上相手でも態度は変わらない。
本当は昨年の沖縄にサポートとして3人で行くのは許されたのだが、結局Aは沖縄には行っていない。
最近は夏油と2人での任務が殆どで、やっと今日同級生2人との任務が許されたのだ。
七「あの時のようなことは無いように」
『わーかってるって』
長時間の移動に加え、この暑さと煩い蝉の声に若干イライラしながらAはどんどんと進んでいく。
早く終わらせてクーラーの効いたホテルに行きたい。そんでご当地グルメ食いまくる。いまのAの脳内はその事かない。
目的地に到着すれば、ハッキリと呪霊の気配を感じることが出来た。
既に補助監督とは別れ、帳も下ろしてもらっている。
あとは呪霊を見つけて即祓うだけ。
2級相手だし、この3人なら余裕だろう。
そう思った瞬間、目の前に物凄い勢いで何かが迫ってきた。
1番前にいたAが標的となり、吹っ飛ばされる。
突然の事で一瞬思考が停止した七海と灰原は、ハッとしてAの名前を呼んだ。
『呪力で守った。何ともねぇよ』
そう言いながら、当たった衝撃で崩れた瓦礫の中から立ち上がるA。
呪霊が現れるとほぼ同時に脳内に流れ込んできた情報。
次何が起こるかが見えて、Aは瞬時に呪力で体を守ったのだ。
灰「これ、本当に2級…?」
すぐに立ち上がったAと、他2人の存在に気づいた呪霊は警戒しているのか、今度はすぐに攻撃してくることは無かった。
しかし、現れてからさらに濃く感じる呪霊の呪力。
それは2級のものとは思えない。
七「2級なんかじゃありません。これは…土地神だ!」
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涼羅 - 最高すぎます! 夢主くんの不器用な優しさが大好きです!このまま全員で幸せに暮らしてくれー…(;;) (11月6日 20時) (レス) @page34 id: e29423faae (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - すごくすごくすごく面白かったです!!!! (2023年2月20日 1時) (レス) @page34 id: a8940d6b3a (このIDを非表示/違反報告)
M - ハピエンサイコーです!!!!面白かったです!! (2022年11月9日 22時) (レス) @page34 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - めっちゃこの小説大好きです!!!番外編とかちょー好きです!!!!!!! (2022年3月27日 18時) (レス) @page34 id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 最高に面白くて良かったです! (2022年2月6日 12時) (レス) @page34 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2021年2月27日 3時