24.最終決戦 ページ25
宗介に突き飛ばされた遙は顔を上げて宗介を見る。
すると宗介は正面から水を受けていた。
遙「山崎…」
宗「ちっ…まぁ、これで借りは返したぜ。」
遙にそう言えば膝から崩れ落ちるように倒れる宗介。
『そ、宗介？』
その光景を黙って見ていたAが宗介の名前を呼ぶも、宗介はピクリとも動かない。
だが、Aがそっと宗介に近づいて手を握れば、しっかりとその手を握握り返した。
Aはそんな宗介に口元を緩めながらも、凛と遙に視線を向けた。
凛「真横に敵がいるってのに、撃たねえのか？」
遙「武器を持っていないやつを打つ趣味はない。」
二人の視線の先には水鉄砲を持たず、二人を見ているAの姿があった。
凛「それなら、これで俺とお前のサシの勝負ってわけだ。どっちが先に撃つか…外しは方がジ・エンド。」
最後の勝負ということですでに撃たれた他のメンバーも真剣な表情で二人を見ていた。
似「これが最後の勝負！」
怜「勝つのは、どっちだ？！」
二人の間を風が吹き抜ける。
そして次の瞬間二人同時に動き出し、相手に向かって水を撃った。
どんどんと近づいてくる水を、凛はスレスレで避ける。
そんな凛に対して、遙は目を瞑り飛んできた水を顔面で受け止めた。
その姿に驚きの声をあげる他のメンバー。
真「ハルが全身に水を浴びて…」
怜「なんで気持ち良さそうなんでしょう！」
『ハル水不足だったんだねぇ〜』
水を浴びて幸せそうな遙に向かって凛は思いっきり水鉄砲を投げつけた。
凛「って、喜んでんじゃねえ！！」
すでに撃たれていたチームレッドのメンバーはそれぞれ笑顔で顔を見合わせた。
真・怜・似「俺たちの、勝ちだー！」
『やったー！あ、宗介起きた！』
凛「勝った気がしねえ…。」
未だに幸せそうな表情を浮かべる遙を凛と宗介はなんとも言えないという顔で見ていた。
ついに長かった戦いが終わった。
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かのい(プロフ) - めっちゃ面白です！続き作って欲しいです！！！ (2018年5月17日 17時) (
レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です！！宗介推しなので幸せです！！！ (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです！！！ (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです！いっきに全部読みました！ありがとうございます！ (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです！ 引き込まれます。できれば続編を読みたいです！ もし作ったら教えてください！！ (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2016年4月1日 23時
